エンプティチェアーはタイミングが大事。
クライエントとの一致感を確認すること。
先日Twitterの「ゆるつな」のお仲間で月一のzoom会議で
「エンプティチェアー」をさせていただきました。
とてもクライエント役の方の優しくて穏やかなエンプティチェアーでした^^
受けてくださった方、立会人をしてくださったお仲間の感想など
いただきましたのでシェアさせていただきますね。
エンプティチェアーは諸刃の剣でもあります。
エンプティチェアーとはなんぞや?
って初めてこの文字を目にした方は感じられると思います。
伝えきれていない相手に対して自分の思いを空の椅子に向かって
あたかもその空の椅子にその人がいるかのように想像して
語っていただく。
というものです。
実際に言葉にして語るとはとてもエネルギーがいるものです。
例えば私を虐待してきた両親に対して。
例えば私をいじめてきた友人たちに対して。
例えば私を一人ぼっちにして先に逝ってしまった愛する人に対して。
例えば普段気恥ずかしくて言えない感謝している相手に対して。
例えば・・・ってきりがないからここでストップ。
この数行の説明で実際やってみようとしても
頭ではわかっても行動に移すということは
言うは簡単、行うは難し。
そして行う時、その前にカウンセラーとクライエントとの間に
しっかりと信頼関係を築いておくことは勿論
クライエントのペースは何より大事にせねばなりません。
私はこの技法を身につけた頃、クライエントが帰宅された後になって
あ〜言葉掛けしたらよかった。
あれは要らんことやった。
あ〜〜〜〜〜💦💦💦
って何度もなって自分の中でたくさん失敗して
うずくまって立ち直れないことが何度もありました。
クライエントさんごめんなさい!
その繰り返しの中で私の中で、どのタイミングでどんな言葉を。
これが私の中で定まってきて今に至ります。
が、まだまだです。
まだまだ学べることは沢山あります。
エンプティチェアーは思いを成仏させることができるというか、、、
抱えてきた自分をよく頑張ってきたと伝えることができると言いますか、、、
そんなミラクル的なことが起きる一方、一つ間違うと
ちょっと怖い技法だと私は思っています。(あくまでも私見です。)
だからこそ諸刃の剣。
なのですね。
なんでもええから使えばええってもんじゃないんです。
だから口コミで来られた方で「やってください!」って言われても
そのタイミングじゃなければ、やらないんですよね。
カウンセラーはクライエントの上でも下でもないのだから。
何より、今目の前にいるあなたが大切だからです。
これは時々お伝えしていることですが
私はカウンセラーで相談に来られる方はクライエントなのですが
私はあなたの上でもないし下でもないのだから。
ただ、大切だから。
それだけなのです。
だから、カウンセリングを受けに来られるという行動そのものに
どれだけの勇気が要ったことかと
その勇気に敬意を表しその勇気を歓迎しています。