不登校。我が家の場合。

うちは転勤族でしたので…(あくまでも我が家の場合ですからね。)

イケメン息子とべっぴん娘が小学2年生と幼稚園年長になる春に転勤に。

夫の仕事での転勤は国内全国の移動でした。
三重県→岩手(イケメン無事に誕生!)→奈良(べっぴん無事に誕生!この時に家を建てる。)→島根(家を建てて一年で移動😭)→青森→奈良の自宅へ戻る。
この年には子供たちはイケメンが中学へ、べっぴんが小学5年になる春でした。

その2年後また転勤の辞令です。

イケメンが高校受験生になる春。べっぴんは中学へ上がる年で制服もカバンも靴も揃えた時期。
私はすでにこの仕事を始めており継続で来られているクライエントさんが数名いてる時期でした。

夫だけ単身赴任で九州→兵庫→長野を経てやっと奈良の自宅から通える所で働けるようになりました。
8箇所を大体4年おきに。

ご覧の通り北から南です。

最初はしんどかったけど段々色んな土地に住めるので転勤を楽しんでいた私ですが
子供たちはかなり辛い経験をしました。

島根の幼稚園ではかなりエグい経験を親はしましたが😅
(イケメン息子が4歳と6歳の時期に胸の手術を受け一緒に遊ぶことを怖がられてしまったので😅)
でも、幼稚園自体はとても縛りのない自由な時間を子供に過ごさせてくれる幼稚園でしたので
カリキュラムがないんですね。
私が保育士をしていた幼稚園とは全く違う
子供自身が自分で時間をどう使うか考えて自由に遊ぶ。
二人ともとってもお気に入りでした。

この後です。
青森に引っ越して180度違う幼稚園と小学校へ。
カルチャーショックの二人。
イケメンは方言の違いから随分嫌な思いをしてきましたし
べっぴんは島根の幼稚園と全く違う「先生の指示に従わねばならない。」
という真逆の方針に戸惑い
「行きたくない。」と言い出しました。

こういう時、助けになったのが親の繋がりでした。

転勤族なので転校はつきものです。
秋の転勤、夏の転勤は少ないけれどあります。
なのでその可能性も考えて全国どこでもあるお教室へ通わせておりました。
そこで出会った先生が私にとって、ものすごく助けになりました。

青森に住んでも継続して通信でその先生から学び
1週間に一度、電話で雑談を子供達とする時間を持ってくれました。

そのお陰で私も子供達も保てたのかも知れません。

私も絵本の読み聞かせおばさんを始め、できるだけ子供達の学校へ出入りするようにしました。

学校の対応は当てにならない。

仲間に上手く入れない。
イケメンもべっぴんも多分今思えば転校した時
こんなにも島根とは違うとは思っていなかったと思います。
gootイメージからbutイメージです。
島根に帰りたいと思っただろうね。

学校側もいつまでもサポートにつけるわけもなくイケメンもべっぴんも
二人とも苦痛な時間を過ごしていたと思います。

私は子供達が仲間外れにされているとは思っていなくて
ご近所さんとも遊びに行き来したりしてるし大丈夫だと思い込んでいて
時々意地悪なことを言われていても、それは子供同士よくあることだと思っておりました。

むしろ遊びに行かれることが私は嫌で
帰宅したら家にいて欲しい母親でしたから
交流できてるんだなと思ってたんですね。

大人に有給制度があるんだから子供にも有給制度を導入。

そのうち二人とも、どちらからともなく「学校休みたい。」と言い出します。

週に一度の先生との会話の中で先生が何かを察したんだと思います。
私にこんなことを言います。
「有給制度導入してはどうか?」
先生のお子さん達にも行っていたものだとかで、耳打ちしてくれたんですね。
これは、何かあるなと感じました。
子供達は私に言わないのではなく「言えない状況に私がしてる」んでしょう。

その頃に私自身カウンセリグを受けるようになっており
少しずつ、本当に一ミリずつくらいですが何かが変わり始めていました。

そこで子供達に言えたんですね。

「休みたかったら一学期に数日間お休みしてもええで。」

(何日間と伝えたか忘れましたが)そういう風に伝えると子供達も考えるようになり
金曜、土曜、日曜、月曜
という風に連休になるようにお休みをしたりしてました。

青森の赴任期間は転勤した中でも一番長くて5年半でした。
この間に子供達は最終的にいじめてきていた生徒達とも卒業する頃には仲良しになっておりました。

イケメンがしたことは…

卒業してかなり時間が経ってから聞いたことですが
あの頃どうやって気持ちを保っていたのかと聞いたことがあります。
母親である私があまりにも無知で気がつくのが遅かったので。

「休憩時間はクラスから出て一人で図書室へ行って、ありとあらゆる本を読み漁った。
特に「伝記書物」「人とは…」といった書物。そういうのを読んでいったら
なんとなく『人という生き物が見えてきたんだ』

ありがたいことに青森は本についてはとても充実している所でした。

図書室は本当にたくさんの本があって、毎週私も読み聞かせのために通っておりましたが
本当に広い図書室でした。

あの本を全て読んだんだと、、、

そうこうしているうちに自分をいじめていた奴らが
一緒にグランドでサッカーとか誘うようになったと。

私がしたことは…

学校へ行かなくても良い。
でした。
通信で学んでいたということも手伝っていたと思います。
子供達はその先生が大好きでしたので。

「学校を休みたい」と言ったら何も聞かずに了解してました。
私は子供が自分のそばにいてくれていないとまたいなくなってしまうのではないかという不安から
「学校を休みたい。」と言われたら逆に安心した。
ということがあったと思います。(子供を亡くした経験から)
だから不登校と言われても、思われても、何も気にならなかったんですね。

また、心あるご父兄の方もおられて
転校したての頃は「遊びにいらして!」と言ってくださる方もいて
随分助けられました。

当時のことをイケメンに電話で改めて聞いてみた。

このブログを書くにあたって投稿しても大丈夫かと尋ねると毎回同じことを言うてくれます。
「ええんちゃう?自由やんそんなの。」
「困らへんか?」
「なんで困るねん。誰の評価も気にしないのに。」

ありがたい事です。

当時のことを聞いてみるとこんなことを最後に言うてくれました。

「いじめてる奴はずっといじめてる訳じゃないからな。
過去にいじめられていた経験があったりするし。
または並行して行われてることもある。
別のコミュニティーではいじめられてるけど、
こっちのコミュニティーではいじめる側に回ってるとかな。
俺はいじめられていた奴がいじめる側に回った時は
手を差し伸べないけど
いじめてた奴がいじめられる側になった時は手を差し出すよ。


私も自分が小学校の頃3年生まで結構色んな子をいじめていた子が5年生になった時
クラス全員からいじめられる側に立ち、遠足の前日その子がクラスメート全員に
「明日一緒にお弁当食べてくれる?」と聞いて回っていたのを思い出しました。

とても勇気と覚悟が要ったと思います。

最後に私のところへ言いにきた時、私は「ええで!」と言うたんです。
そしたらその様子を見ていた皆んなが
「あなたなら断ってくれると思ったのに!」
と言われて絶句したのを思い出しました。

イケメンは最後にこう言いました。
「いじめていた子と最後に何で仲良くなったん?」
そう聞いたら
「知らん、いじめなんてその時その時の気分もあるんやろう。
あそこの土地は貧富の差が大きくて一人一人が何考えてるかわからんかったわ。」

とたん屋根で暮らしていたり、トイレのドアが無かったり
リビングにはいつもいつ脱いだのか、洗濯終えたのか分からん服で
足の踏み場もない家もあった。

と言うていたのを思い出しました。

そうかと思うと、すごい豪邸に住んでいるお家もあったりしたと。

最後に言いたい。不登校はいじめだけではないです。

いじめられるのは、そのいじめられる子が悪いのか?

というと、私はそうではないと思っています。

これだけは言い切ります。

そして不登校について書いたのですが我が家の場合でしたので広くは書けませんでしたが
不登校はいじめだけではありません。

集団が苦手で苦しい子もいます。
お友達がいない訳じゃないんです。

敏感な子供は人の感情を感じやすく
顔の表情とその人の心の不一致が感じられると混乱して苦しくなります。

その子その子の特性によって辛さが違うから。

そしたらその特性によって困難を強いてまで通わせる意味はあるのかしらって思うんです。

快適に授業が受けられる環境を与えてもいいんじゃないだろうか?

例えば同じ高さの塀を乗り越える体育の授業があったとして
身長が背の高い子低い子いるのに
一律で同じ高さの塀を乗り越えさせて乗り越えられない子は点がもらえないって

フェアじゃないですよね?

一律で学ばせるって本当に厳しいことだと思います。
じゃぁ、一人一人にあった特性に応じた学ばせ方って?

まず同じでなくて良い。
同じことができな人を不出来だと思わせるような刷り込みを無くすことが大事ではないかと。

そこから始めてはどうかなと思います。

最初に何をどう伝えるか。
大人に掛かっていますよね…

皆さんはどう思うでしょうか?

もしあったら、こっそりでもいいので教えてください。

今日は過去の音声配信無しでの投稿でした。

本日の音声配信は18時30分から19時の間にこちらから投稿しますね。

#174 私は綺麗事は嫌い。


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それ相当の勇気が必要だと思います。
その勇気、私は歓迎いたします。(^^)

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