頑張らなくて良い…は万能薬ではない。

時代背景によって変わるもの。

どんな親達の世代で育ってきたか。

100%健全に最初から育つっていうことは無理があると思います。
過去にも書いたと思うけど
自分が受けることができなかった育みを人は求めるものだからです。

自分で何でも決めさせてもらって来た人を見ると羨ましいと感じるのは
自分で決めさせてもらえなかった背景があるからではないでしょうか。

逆にいつも親から色々教えてもらってきた人を見ると羨ましいと感じるのは
自分が不安を感じながら幼い頃から自分で何でも決断し
親に相談に乗ってもらえなかったことから孤独を感じて来たからではないでしょうか。

私達は自分が持たせてもらえなかったと感じることを
親に求め、親に求めたけれど拒絶されて
今度は他者に求め、(パートナーや友人)他者に求めたけれど又拒絶され
今度は誰も信じられないと感じて人間不信に陥り
やがてはこの世間全体を社会を恨み憎み
なぜ自分はこんな世に生まれて来たんだと

益々孤独になって人を受け付けなくなるかもしれません。

そうなると
自分が求めるものは何一つ手に入ることはなく
自分を理解してくれる人もこの世に存在しないんだと感じるのではないでしょうか。

無理して頑張ってるのか、それとも頑張りたいのか。

上↑のような背景があるのか、違う背景なのか。
それによって言われて感じるものは違ってくる。

無理して頑張ってる時に 「頑張らなくていいよ。」

って言われたら「ホッとする。」かもしれなけれど
もしかしたら、こんな事も感じるかもしれません。

「だったら一緒にやってよ!」「手伝おうか?って言ってよ。」


頑張りたい時に「頑張らなくていいよ。」って言われたら

「やりたくてやってるんだから、ほっといてよ。」

って感じるかもしれません。

過去配信のstand,fmでも話しているように「褒めて伸ばす。」にしても
有効に働く人とそうでない人がいるし

最近の若者では
「上司が叱ってくれないことで自分は居てもいなくても
どうでもいい存在だと思われているんだな。」
って感じている人も出て来ています。

その人達にもそう思ってしまう背景がありますよね。

だから万能薬の言葉なんてないのです。

言ってる側はこちらの背景なんて見えてないんだから、そこはもう仕方がないこと。
大事なのは言われた自分がどう感じたのかということを自分が知ってあげること。

そして

言われた時はその人の気持ちだけ受け取って言葉は貰わなくていいんです。

言ってる側は何かで学んで部下や後輩や人間関係や親子関係で良い関係を築きたくて
言ってることもあると思います。

深いところまで知る由もないし、これは私自身にも言えること。
何も知らないのに決めつけて言ってしまうことって人間だもの。
あることもあるでしょう。

(だから私は迂闊にSNSなどの文字だけのやり取りで言葉を返すことを
あまりしたくないなって思います。)

リアルで話していても要らんこと言うてしまったりね。

自分の機嫌は自分で取る。ってよく言うけど…

人を思う通りにすることは不可能です。
カウンセリングで相手を変えたくて来られる方もおられますが
それは誰にもできないこと。
ただ、こちら側が
「自分の色んな傷を認識し癒すことで今まで相手に求めていたものが求める必要がなくなる。」
ということはあります。

それによって関係性が変わる。

そして自分の機嫌を自分で取れるようにもなる。

もちろん、難しいこともあります。

そんな時は今の自分の状態を優しくヨシヨシしてあげることです。
こんな感情を持つなんて!
って自分を攻めたり虐めたりしないでやって下さいね。


#54 頑張らなくて良い…は万能薬ではない。

2023/3/10 配信 stand,fm

一つの言葉を万能薬のように使い倒すと歪みが生じるかもしれません。
ここで大事なのは自分がその言葉を言われた時何を感じたか?
頑張りたいのに頑張らなくて良いと言われたから腹がたったのか
頑張れないから頑張らなくて良いと言われて安心したのか
あなたの心の中は誰にも見えないからね。
要は言われた言葉より、相手の気持ちだけ受け取っておいて
自分が言われた時の反応を大事にしてほしい。
今日はそんなお話しです。


カウンセリングを受けようと行動を起こすには
それ相当の勇気が必要だと思います。
その勇気、私は歓迎いたします。(^^)

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