親子・夫婦・人間関係・大人の責任

大人が子供からの訴えを見て見ぬふりすることを無責任と言うんです。

先日音声配信のstand,fmで「#238 虐待、性虐、虐め」について配信したんですけど…
この収録配信では虐待について話しました。
今日はスタエフでは話しきれなかった部分
「大人の責任」について触れていきたいなと思います。

子供は大人達から本当は守られて育つ存在

これは私の勝手な願いでもあります。
子供はいかなることがあろうとも大人達から守られ
間違っても失敗しても寛容に見守られ尊重され
その体験、体感、経験を幾重にも積み重ねる育みを受けて
育てられるべき存在だと思っています。

子供が声を上げたときは大人達は耳を澄まし
一言も漏らさないように聞いてやってほしい。


なぜなら彼らから発せられる声、言葉は
大人達に忘れかけていた大事なことを教えてくれていることも
多々あるからです

そういう意味では私が今年の夏に見たドラマ『最高の教師』はとても深かったと思っています。
(見ておられた人も多くいてると思います。)

教師が人生二周目で気がついたこと

虐めにあっている生徒が自殺してしまったとき
涙を流し
何もできなかったけれど
人生二周目では、この教師は教室に隠しカメラを仕掛ける。

そしてその現場をパソコンから目撃した時
直ちに教室に向かいました。
見張り役の生徒が教師がきたことを告げ
イベントの話し合いをしていたように生徒達は見せたけれど
隠しカメラを仕掛けパソコンから見ていたと言うと生徒達は態度を変えます。

いじめを受けていた生徒に言います。
「この人達はもはや人間ではない。動物です。」
「言いたいこと、言ってください。」
「どうしたいですか?」
虐められていたその生徒が泣きながら話し終えた時
「どうして、過去形なのですか?あなたの未来の話しを聞かせてください。」
そして
「行きましょう。あなたを2度と一人ぼっちにはしません。
私があなたを守ります。その為なら私は何でもします。」


ある男子生徒の母親は
男にだらしなく借金してまで男に貢ぎ、そのお金は全て息子のアルバイト代。
その生徒は弟たちの為にも中学の頃から
生活費、借金返済のために青春も味わうことなく
自分の大切な時間を犠牲にしてきた。

その生徒に

「(母親に)言いたいことは全部言えましたか?」そう繰り返す。


どういう経緯でその生徒が飛び降り亡くなってしまったのか話し合う場を設けた時。
怪しい人物が浮かび上がってくるなかで
「ここで大切なことは…」
誰かを想像で憶測で決めつけて物を言わないことだと伝えます。
そして、亡くなったその生徒のことを時間が経過しても忘れずにいること。

確かこんな言葉だったと記憶しています。(多分💦)
教師が生徒に向けて話した言葉が沢山あるのですがセリフ長すぎです。

男に貢いでいた母親の生徒に、こんなことを言うてました。
教師がその生徒の家に家庭訪問をした時、余計なお節介をして怒る生徒。
「何勝手なことしてくれてんだ!」
「それはすいません。でもあなたは私の生徒だからです。」

「気がついたんです。あなた達生徒に教師の私が伝えておかなければいけないことが沢山あると。」

今の時代、居ないよね。
こんなこと言ったら「モラハラ」「パワハラ」言われます。

その裏で「スクールカースト」は蔓延しています。

性虐

勇気を出して母親に父親からされていることを伝えた時
母親から「何言ってるの?そんなことお父さんがするわけがないじゃない。あなたの思い過ごしよ!」
もしそう言われてしまったら
これは、その母親から、そのままお父さんに性虐され続けなさい。
と言われたのと同じです。

虐待もそうです。
父親から虐待、暴力を受けていても、目の前でされていても母親が何も助けてくれず
父親がいないところで優しくされても子供はただ苦しい。

同じクラスメートが次自分がターゲットにされることを恐れて見ないふりするのとはわけが違います。

自分が一番助けてほしい時に母親が何にもしてくれない。
これほど孤独を感じ、この世から自分の存在の意味を感じなくさせられる仕打ちはないです。

虐めも、性虐も、虐待も、その場から逃れられないという思い込み

母親は父親から「お前は無力だ。」と思い込まされている。
教師は生徒一人一人に関わる時間がないほどに忙しいという現実もあると思います。
その中で誰かが正しいことをしようとすると、
これ以上仕事を増やさないでほしいと
問題を大きくしないでくれと
問題を起こされ公になると上の者達は自分の未来に関わることもあるからね。
(多分、知らんけど!)

そして現実では子供達は大人達から裏切られる。
訴えても聞いてもらえない。
我慢するしかない。
自分は助けてもらえる価値がないんだと。

それでも大人達に責任はないと言い切れるか?

もう一度書きます。

そして現実では子供達は大人達から裏切られる。
訴えても聞いてもらえない。
我慢するしかない。
自分は助けてもらえる価値がないんだと。


もしそう思ってしまい、生きていくことに怖さを覚え
未来に希望を持てず
自ら命を絶つ
もしくは
自分を汚すことで生き延びる。

そうさせてしまったとしたら、それは
大人達の責任だと私は思っている。

見ないふり
気が付かないふり
あの時代は仕方がなかった
あの時はそういう時代だった

そう言い逃れできる内容ではないです。

相手は大抵力を持つ者
権力を持つ者です。

そんなやつ相手に若い子供一人でどうやって戦えますか?
相手と同等もしくは自分より歳のいった大人を頼って当たり前です。

頼られた大人はその子供の声を聞こえないふり、知らないふり、したんです。
これが組織で行われたとしたら?

その組織とは

『どういう経緯でその生徒が飛び降り亡くなってしまったのか話し合う場を設けた時。
怪しい人物が浮かび上がってくるなかで
「ここで大切なことは…」
誰かを想像で憶測で決めつけて物を言わないことだと伝えます。
そして、亡くなったその生徒のことを時間が経過しても忘れずにいること。

このドラマの中で教師が言った言葉に含まれていると思います。

その無責任な言葉で誰かが傷つき命を絶つことや
その無責任な言葉で誰かの人生を大きく変え
自虐的な生き方をするようになったとしたら

これはその無責任な言葉を放った人達にも責任がある。

その生き方を選んだ人に責任はありません。

その責任を取りたくなくて
攻撃する側に立ち続ける大人達もいますよね。

それぞれに守るものがあるんだとは思いますが
ならば問いたい。
その誰かの権利や命は、それが自分の大切な人ならどう思うんでしょうか。

何の救いのない記事は嫌いなので…

イメージしてください。
子供達が笑顔で過ごしている風景。
その子供達は何歳くらいでしょうか?
今あなたの目の前では何をして笑顔で居てますか?
その子供達はその笑顔で過ごしている時
時々あなたの方を見てどんな言葉を投げかけてくれていますか?

イメージしてください。

それが私達、あなた達が望む光景ではないでしょうか?

そしてそのイメージをし続けましょう。

そのイメージに行くために私達大人は
何をしていけば良いのか?
どうしていけばいいのか?

イメージするということは、そこに目を向けるということです。

人はフォーカスした方向に進むと言います。

もし、よろしければ
私と一緒にその方向に目を向け続けてみませんか?

それが難しい。
イメージができない。

もしそういう方がおられたら、これは私の勝手な想像ですが
その平和な穏やかな光景がイメージできないくらい
あなた自身が深い傷を負っておられ生き延びてこられた方なんだと
思います。

もしそうだとしたら
ご自身のその深い傷に気がついてあげることが最優先です。
それが体の痛みなら
その痛みを隠した状態では、健康で元気には活動できないってもんです。

メンタルも同じことが言えます。

私はそう思います。


カウンセリングを受けようと行動を起こすには
それ相当の勇気が必要だと思います。
その勇気、私は歓迎いたします。(^^)

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