だから発達障害者の生き辛さは無くならないんです。
昨日のブログでは
発達障害者は頭が悪いのか?
発達障害四方山話しオンラインカフェに参加いただいた方々からのご協力を得て
生の声を書かせていただきました。
今日は「発達障害は個性」について書きたいと思います。
発達障害は個性ではありません。
昨日のブログで書きましたとおり
発達障害者は頭が悪いのか?
発達障害の人の生き辛さを知れば
「個性」だなんて言葉使えないと思います。
そもそも「個性」という言葉の意味。
個性ウィキペディアより引用
個性(こせい)とは、個人や個体の持つ、それ特有の性質・特徴。
特に個人のそれに関しては、パーソナリティと呼ばれる。
昨日のブログに書いた生の当事者の方々の声
あれは個性か?
そう問いたくなる。
時々SNSで流れてくる「発達障害は個性です。」
という言葉を見ると反応します。
だって違うから。
昨日のブログの当事者の生の声を読んでも個性というなら
発達障害の何を見て個性だと言うてるのか?って逆に問いたくなる。
普通だけが正解ではないんだと伝えてほしい。
そして今社会は多様性と言い出し変わりつつあります。
でも、実際はまだまだ理解は得られていない部分が沢山あるのも事実。
そしてね、それについてサポートする側の人が当事者に対して
脅しをかけるような声がけをされているのを見ると痛くなります。
私も随分苦労して生きてきたけれど
あの当時は社会が今のような状況ではなかったということもあって
私自身が自分のしんどさを感じることさえできなくて
振り返ってみたら、本当に涙ぐましい努力を積み重ねて生きてきたと今は分かる。
バカ扱いされないように。
頭が悪いと思われないように。
変なところだけ記憶力がいいと思われないように。
それでも私の記憶は
「あの子は頭が悪いから、あの子の記憶なんて信じたらだめ。どうせ間違っているんだから。」
そう言って間違っていなくても自分の過ちを隠すために
「頭が悪い。」ということを前に出して
周りに私の言葉を信じさせないようにされた過去も沢山あります。
生き辛いったらありゃしない。
でも世の中、変化しようとしているし変化が少しずつ始まっているんです。
(まだまだだ!って思う人もいるでしょうけれど…)
それなのに当事者でもない人が当事者に「そんなことでは生きていけないから。」
「実際、世の中はもっと厳しいから。」なんて言うてるのを聞くと本当に辛い。
実際、私の時代とは大きく違ってきている。
それは事実だからね。
そしてその大きく変わり始めている波は発達障害についてだけではないですよね。
変わり始めている時は波なんです。
それが当たり前になれば波はおさまる。
その「当たり前」に向かってるんだから希望と期待を持たせてやってほしい。
ただでさえも今まで十分過ぎるほど
不安と恐れを感じて生きてきた人に
さらに不安と恐れを与えないでやってほしい。
(少し苦労はあるかも知れないけれど)
皆の助けを借りて
そして自分自身も特性を活かして誰かの力になって
貸しあって生きていけばいいんだよと伝えてやってほしい。
今の私も発達があってもこの仕事で生きていけている。
「それは少ない成功例だ」と言う人もいるかもしれない。
そうかも知れない。
だけど何の特性も活かせないということは無いとも思うからね。
生き地獄なのは「自分の得意分野ではなく不得意分野を伸ばしなさい。」
って言われること。
「そうすれば、どこでもやっていけるから。」と。
どうして得意分野を伸ばしてはいけないのか?
「得意分野は伸びしろが少ないから」って?
それは本当か?って私は思う。
得意分野は自分を活かせるし
「自分はこれで生きてて良いんだ!」って思えるというのにね。
自分よりもっと上がいるのを見たとしても
不得意分野をやらされる生き地獄よりマシだと私は思うわ。
それがやりたいことなら尚更です。
そして、「それが普通だ」とか「当たり前だ」とか
そういう言葉も彼らには苦痛です。
それが出来なくて何度もやろうとして自分を痛めつけてきているんですから。
その人の普通と当事者の普通は同じでは無いんですから。
自分の価値観は自分で決めて良いです。
だけどその価値観を相手に求めるのは間違っています。
今日は「発達障害は個性では無い。」についてでした。
発達障害の生き辛さは当事者にしか分からないことだからね。
だからこそ、当事者無しに勝手にジャッジされたり言われるのは
傷つけるんですよね…
外に一歩出たら色んな人がいます。
その一人ひとり全てを理解する事は誰にも出来ないと思います。
全てを理解できないからこそ
分からないのに憶測で物を言ったり
決め付け合わない世の中になると良いなと
私は個人的に思います。
せめてさ、思うのは自由やけど
当事者不在の中で言葉にして発信は無いわと思う😅
カウンセリングを受けようと行動を起こすには それ相当の勇気が必要だと思います。 その勇気、私は歓迎いたします。(^^) Facebookではプライベートも呟いております。 藤田侑杏恵Facebook |
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