見えているもの聞こえているものは本当ではない。
親と子供の分離って本当に難しいと思います。
私は基本的に親の立場の人であっても
「その親にも子供時代があった。」ということを大前提にして書いて来ております。
ですが
今回はその大前提を外して書きます。
子供の生活を脅かしたり、足を引っ張ったり
理不尽な筋の通らない要求を重ねられ
親の為に自分の生活や家庭が壊れかけたり壊されたりして
困っている人に向けて書きます。
つまり俗によく言われる「毒親」に困らされている子供(もう大人だけど)に向けて。
(本当はこの「毒親」って言葉好きじゃないんだけど💦)
こういう行政のサポートを受けられますよ。
という情報と、また
その親の言ってる言葉、見えているものが全てではない。
ということも含めて私の体験と共に。(家族の許可は取っております。)
親が繰り返しお金を要求してきたら…
うちの場合は年金生活をしていて義理兄が独身で同居しております。
何も問題なく生活しているものと思っていたのですが
数年前、夫と共に呼び出され
『生活費が足りないから現金を数万円貸してくれ』
と言われたのが始まりです。
貸したお金は返ってこないものと思って貸さなければなりません。
(私も夫もそう思っている。)
うちにはまだ家のローンもある。
子供達は親に気を使って大学院と専門学校へは奨学金で行ってくれている。
イケメン息子なんかは下宿先の家賃も生活費もアルバイトで何とか頑張ってくれている。
そんな中で親にお金を回すということは
なぜ生活費が足りないのかを教えてもらわないことには
そう簡単には出せない。
義理兄も仕事していて同居しているわけですから。
ですが何度聞いても生活費のお金の収支を教えてもらえず
「生活費が足りない。」と夫が仕事中でも休日でも関係なく電話がかかってくる。
繰り返し「なぜ足りなくなっているのか収支の流れを教えてもらえないと貸せない。」
と伝えると、最近では脅迫的な言葉を浴びせて電話を切るようになった。
義理兄に確認したくても仕事中で話が聞けないまま数年。
(後でわかった話ですが義理兄はこんな電話を繰り返しこちらに義父がしていたことも
脅迫する言葉を浴びせていたことも全く知らなかったそうです。)
そこで行政に働きかけることにしました。
私が住んでいる奈良には自立支援、生活立て直しのお手伝いをしてくれるサービスとかありますが
義父家族は大阪です。
「成年後見人」を家裁で親族申し立てする。
そこで大阪区役所・自立支援課に連絡。
自立支援課の方が教えてくれたのが
「成年後見人」を家裁で申立てされてはどうか?」
私の話を聞き
「もうその段階に来ているものと思われます。」
とのこと。
夫は次男で親族なので「親族申し立て」ができる。
成年後見人とはお金の管理ができない方に向けたサポートを依頼できるものです。
(申し立てする際、義父には伝えておく必要があります。)
ただし収入によって毎月の報酬金額が変わってきます。
となると…
お金が無いから貸してくれと言ってくる人が
後見人の方に報酬の支払いなんてできるのかしら?
そこも不安を感じ、ある方から教えてもらったのが…
包括支援サービス
包括支援にも一度聞いてみてはどうか?
と教えてもらいました。
包括支援サービスとはケアマネージャーさんの上の方に繋いでもらって
「安心サポート」だったか?受けられるサービス。
しかし
「お金の流れを把握して頂かないと…
私たち他人がご自宅に行って通帳見せてくださいなんて言えんませんからね…」
そりゃそうよね。
そしてここで大事なこと。
もし、親が子供に脅迫して来た時は…
自立支援の方も包括支援の方も同じことを言うておられました。
「死ぬとか言い出したらすぐに警察を呼んでください。
警察の方が行かれてお父様が嘘をついておられたということがそこで警察の方にも分かりますから。」
実際、蓋を開けてみたら…
義理兄と久しぶりに会って話ができました。
義理兄は先にも書きましたが義父が私たちにこんなことをしているとは全く知らなかったそうです。
だから、急に私たちが家に来て『成年後見人』の話しを始めたのでびっくりしたようでした。
実際の生活はどうかというと
年金生活ですが80代の夫婦です。
厚生年金ですし、あの時代ですから今はもうその制度はないけれど
3階建てでガッツリ年金をもらっております。
緊急で病院とかない限り生活自体は義理兄がいても食べていけるし
不足分は義理兄が出してくれているので心配ないよと。
去年発覚したのですが義母は認知症を発症しており
一人でお買い物に行くと心配な面も出て来ており
私たちが週に一回お手伝いしに行こうかと働きかけたことがありました。
義理兄はフリーランスで自宅で仕事をしているので、その辺は今のところ大丈夫やけど
徘徊とか始まったら、また相談乗って欲しいと。
じゃぁなぜ「お金が無い」と電話してきていたのか?
もう、お分かりの方もおられるかと思います。
私は義父は義理兄と認知症とはいえ義母もそばにいてくれているのに
何だか失礼じゃないかって思ったんです。
実際お金に困ってはいない。
だけど自分のこの先を案じて私たちから注目を集めてゴンタを言い
来てくれるかどうか試し行動をする。
だけど、そんなことをされて気分よくいける子供はそう居ない。(多分)
行けば行ったで不快な言葉を浴びせられ
何度も恩着せがましい言葉や周りの人達への不満を聞かされ続けたら
足もそりゃ遠のきます。
私が心配なのは認知症の義母と義理兄です。
先にも触れましたが義理兄は独身でフリーランスです。
年金で3人が食べていけるならできるだけ義理兄の稼ぎは預金できるといいなって思っています。
子供は親の面倒を見る義務はない。
今回、この仕事をするようになってご縁が繋がったある方に最初に相談したんです。
そしたらその方はこう言われました。
「電話に出ないでください。無視し続けてください。相手をしてはいけません。
そしてこれだけは覚えておいてください。
『親は子供の面倒を見る義務があっても
子供は親の面倒を見る義務はありません。』」
(ここからは義父のことは横に置いておいて…)
子供の幸せを願い
子供が自分の人生を生きてくれることを願う親は沢山います。
ですがその逆もあります。
だから子供によっては
親が幸せでないと自分の幸せに許可を出せないことも起きるとも思います。
自分の幸せを脅かされることを恐れて。
愛されなかった人、愛を知らない人は本当の愛がわからなくて
幸せを願っても自分の幸せがわからなくて
人の幸せを妬み恨み憎み
また自分の幸せを願い
何かにすがり、何かを信心するかもしれません。
自分の姿が見えていないから。
そして
救われたいから。
でも、その行為を(信心したり徳を積んでみたり)したとて救われることはないです。
その行為自体が本当に自分がやりたくてやっているのか?が鍵になってくるからです。
内側の氣と外側の氣が合致しないとね。これは九星気学でも言われることです。
(そこはまた別の機会に)
最後にこれ貼り付けておきます。
お金がない親の面倒を見たくない!放棄はできる?
↓引用
親の面倒の完全な放棄は難しいです。法律上、親子間には相互扶助義務があるためです。
民法877条1項は「直系血族および兄弟姉妹は、互いに扶養をする義務がある」と定めています。
子どもにとって親は「直系血族」に該当するため、子どもには親の扶養義務があるといえます。
法律が扶養義務を求める以上、親の面倒の放棄は難しいといえるでしょう。
ただし、自分の生活を犠牲にしてまで親の面倒を見る必要はありません。
自分自身の生活もありますし、既婚者は家族の面倒も見なければなりません。
親にお金がないとしても、親の面倒は、可能な範囲で問題ありません。
民法上も、親への扶養の程度は、扶養者の収入に応じた程度で足りると解釈されます。
親の面倒の、完全な放棄は認められません。
ただし、親の面倒は自身の生活を犠牲にしない程度で見る必要があります。
中和して誤魔化したり赦そうとしなくて良いです。
それでも私は思います。
過去に例えばですが
ネグレクト
性虐
心への虐待
体への虐待
様々な親から受けた傷があって
その親に近づくことも触ることも同じ空気を吸うことも
苦しくてできない精神状態に陥っている子供は
放棄して良いと思います。
あなたは、あなたのために
あなたがあなたの愛する家族のために
それを最優先にこの先の人生を生きて良いです。
『あんな親だけど、あんな良い面もあった』
そんなふうに中和して誤魔化したり赦そうとしなくて良いです。
そういう問題ではないです。
私はそう思います。
結果的に
今回はその大前提を外して書きます。
って書いたけど
外し切れなかったな💨
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