#395 夫婦関係:会話が成立しなくても…

継続での夫婦カウンセリングで忘れないでほしいこと。

自分の方が先へ進んでいるという思い込みから
相手に対して進みが遅いからといってイライラするのは
なぜでしょう?

そもそも何故一緒にカウンセリングを受けようと決めたのでしょうか?
その最初の目的は何だったでしょう…

「夫婦、親子でのカウンセリングは競争ではありません。」
時々私はこれ↑をお伝えしています。

今日は継続で夫婦カウンセリングを受けることで
滅多にないのですが時々起こることとして
ふと思い出したので配信しました。
誰だって間違うことはある。
誰だって失敗もする。
間違ったら、失敗したら、直せば良い。
そもそも誰だって沢山、間違って失敗を繰り返して
生きてるんだから。


先日Xでこんなポストをしました。


継続して親子や夫婦カウンセリングを受けていくと
「今の自分」をカウンセラーに伴走してもらいながら
そのままの自分を受容できるようになって、傷からの反応が徐々に薄れていく。
そうすると会話が今までとは違ってスムーズに流れるようになる。

そんなことが
いつの間にか起きるようになっていきます。

そう、いつの間にか…なんですよね…


会話中、相手が「あれ?なんか急に感情的になってるぞ。」
そう感じたら
何かこちらから話した言葉に
相手の心の傷に触れて反応しているのかもしれません。

それは相手の「思い込み」からくる反応なんだと思います。

けど、それはお互い様であって、こちら側にも心の傷てものはあるんですよ。
無傷なら、多分それは生まれたての赤ちゃんだからね。

だから、その傷は、あなたが、(その人が)
今まで一生懸命生きてきた中で出来た傷。
傷は誰もが持ってるもの。
その傷に触れた時に起こる反応は

痛いから触らないで!
まだその傷治っていないから!


っていう無意識からくる反応です。

カウンセリングなどでケアを受けてきて今はあまり反応しなくなった自分がいるのなら
過去に通過してきた道だから、なんとなく分かりますね。

そしたら、相手の傷が何かは分からなくても
何かに反応してのことだと察して
そっとその話題から別の話題に変えてあげても良いかもしれませんね。
近しい人なら
「どうしたの?」「話せる?」って聞いてあげるのも良いかもしれません。
何も聞かないのもアリですね。

それが通過してきた人の愛と思いやりと優しさかなとも思います。

ケアを受けたのに間違った使い方をして自分の価値を下げないことです。

だけど時々、通過してきたのに
その痛みを通過して来たからこそわかるだろうに…
わざとえぐって攻撃的に返す人もいます。

これをケアを受けて来た人が近しい人にやるのは
見ていてとても痛い行為です。


まして、その場に無関係な人が立ち会っている中で行う行為は
相手を晒し者にしているのと同じ行為であり自分の価値を下げています。

これは悲しいことです。

それだけ辛い時間が沢山あっての事です。

こちらが言ってることがちゃんと相手に伝わっておらず
急に相手が感情的になったなという事が起きた時は
恐らく、相手に話している途中で、こちらから流している景色が止まってしまい
同じ景色が見れなくなり、相手の脳内では、また傷の再燃が起き
恐怖や苦しみや辛さや悲しみがとめどなく沸き起こり
その感情を抑えるために必死で怒りを出しているのだと思います。

時々大きな犬に向かって小さな犬が一生懸命吠えている光景を目にしますが
アレは恐怖を隠すために吠えているんですね。

自分より弱い人に向けるのは「自分が弱いことを認めているのと同じ」です。

自分がケアを受けて、ある程度傷が癒えて
そのケアを受けたことで何かを得て
その得たもので相手を攻撃的に使うのであれば
それは間違った使い方です。

それは自分より弱い人に向かってやっていませんか?
自分より弱い人に向けるのは、自分が弱いことを認めているのと同じです。

継続の夫婦カウンセリングで時々あるのですが
「自分の方が先に進んでいる。」…と。
これは思い込みです。
あなたのペースと
相手のペースは進み方が違って当たり前で
早ければ優秀で遅いのはダメでもありません。

ちゃんとお互い進んでいますし
進んでいるからこそ
お互い相手を尊重し思いやって
歩んでいけたら良いですね。

本日の音声配信 stand,fm

何でもてそうですが、物には裏と表がある。
同じアイテムを手に入れても
使い方を間違うと、えらいことになる。
包丁は美味しい料理を作る為にあるのであって
誰かを傷つける為に使う物ではありません。
目的と手段を誤るとはそういうことです。

お互いこのままではいけないと思い
夫婦でカウンセリングを受けようと思って来られたその目的は何だったでしょうか?
そこには相手への愛と思いやりと優しさからの行動ではなかったか?
継続の方にはそれを忘れないで受けていただきたいなと思います。

カウンセリングのお問い合わせはこちら
カウンセリングを受けようと行動を起こすには それ相当の勇気が必要だと思います。
その勇気、私は歓迎いたします。(^^)

お気軽にお問い合わせくださいね。
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