奈良カウンセラー二人の座談会を開催し終えて思い出したこと。
やさしくなろうよ…
座談会の数日前に見かけたSNSを見てこんなことをメモ書きしておりました。
『特性が強目に出ている人を見て
人間扱いされない投稿を見ると悲しくなります。
(勿論そこには、こちらが知らないことも沢山あると思うけど。)
確かに心理学を学び
自分を知ることを何年もしている人と
そうでない人とでは
同じ人を見ても捉え方が違ってくるのは当たり前だとも思う。
会話が難しかったり
理解できない行動に悩まされたりも
分かる。(私の夫とも、そんなことありましたからね。)
ここでどちらかを避難したいのではなく、双方が中身は違えど
それぞれが別の苦しみを抱えているということです。
片方だけではないのですよ。
その断片的にしか分からない者に
片方の経験しかない者が
集まり集う。
対岸にいる人がモノを言う空気はそこにはなく、もし発言してしまったらえらいことになるからね💦
理解できなくても理解しようとし(歩み寄り)それでも理解できないことだってある。
相手のバックボーンを知ることで納得することが多いと思うけれど
それでも理解できないときは
ただ、相手を「そうなんだね。」って思ってあげられるだけでも相手はホッとすると思う。
理解されなくとも少なくとも、できないことをOKにしてもらえたということだから。』
(ただね…
それでもこれまでの人生を振り返ってみたとき
多くの人から否定され理解されて来なかった人にとって
他者から自分を理解されることはその人にとって、とても重要です。
理解されたいと思う自分がいることを否定しなくていいのです。
それだけ、その育みが得られて来なかったことで
人との関係で困難が起きているのですから。)
誰も否定しない落とし所。
これは座談会で上がった話。
今NHKで 「らんまん」 やってますよね。
あのドラマで槙野万太郎(マンちゃん)は友人の藤丸が大学を辞めたいと言い出した時。
当時マンちゃんは植物に自分で名前をつけたいと思っており
名前をつけるには一番先に世に伝えたものだけが名付け親になれる。
それはつまり、いかに新種を早く見つけ出して世に出し、名付け親になるか!
ということ。
藤丸は大学でそれを目の当たりにする出来事に遭遇し嫌気が指します。
「皆んな植物が好きでやってるんだよね?それなのに…それだけではあかんのか?」みたいな。
マンちゃんは一瞬「名付け親になることに執着している自分。」を感じ
藤丸みたいに思えない自分を否定します。
けれども…じゃぁ
名付け親になることを大事に思い名付け親になりたくて頑張っている自分を認めると
今度は藤丸を否定することに繋がってしまう。
そこでマンちゃん、藤丸にこう伝えます。
「競争が嫌なのは、藤丸の特性じゃ。
だったら藤丸が安心していられる誰もおらんところを探したらええ。きっと見つかるはずじゃ。」
(多分こういう内容だったと思う。)
このマンちゃんの言葉は自分も藤丸も否定しない、ええ言葉やったなと私は思ったんです。
そんな話を里香さんと座談会でしました。
それぞれに大切にしていること、思うことがあって、それは皆同じじゃない。
人は他者から承認されたいと思うのは誰でも持ってることだと思います。
でも全ての人から認めてもらうとか理解されることは誰だって困難です。
大事にすること。
大切にしていること。
それぞれ違うんだから。
だから、相手を理解できることもあれば分からないところもありますよ、そりゃね。
それを許すとか許さないとかじゃなくて
「できんものはできん」のだから「できないんだね」て言うてくれるだけでも
「このままで、ええんや」と安心できると思います。
できない自分を攻めずに済みます。
そんなもの、なんでいつまでも捨てられへんねん!
そう思うこともありますよ。
でも、その人じゃないからね自分は。
その人にとって大事なモノなんです。
「捨てられないんだね。」でええと思います。
捨てられない自分を攻めずに済みます。
そしたら容認されたことで今度は誰かに対して
責任追及だの犯人探しだの少なくなるといいなと思います。
なぜできないのか、なぜ捨てられないのか、理解されなくても。
自分にとってできて当たり前のことがあるけれど
自分にとって出来ないことも当たり前にあると思います。
互いがカバーし合えればいい。
ゴキブリ素手で触れる人もいるかもしれませんが(知らんけど!)
私には絶対無理なので。虫、全般無理なので😅
虫に罪がないことは分かってますけど
触れないものは触れない。
だったらできる人にお願いする。
以上。☺️
お互い様やし、補い合えばええし、嫌ならやめたらええんです。
もし、人に優しくなれないのなら
今、自分はそれだけ余裕がないってことです。
余裕がある人にお願いしたらええんです。
時間が経って自分に余裕が出てきたら今度は恩送りして
余裕がない人に自分が優しくしたらええんです。
やさしい繋がりは嫌でも連鎖します。
そういう連鎖が広がるといいですね。
カウンセリングを受けようと行動を起こすには それ相当の勇気が必要だと思います。 その勇気、私は歓迎いたします。(^^) Facebookではプライベートも呟いております。 藤田侑杏恵Facebook |
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