夫婦関係:喧嘩や揉め事を減らすには…#354

夫婦喧嘩はお互いの正解がぶつかり合うからね。

些細なことのようですが自分が育った環境ってそれが正しいって思いがちなので
結婚してすぐの頃は色々お互いが違和感を持ちながら生活しているかもしれません。
一応遠慮して言い辛い…っていうか…
揉めたくないし、違和感があることを相手に言おうと思うと、よくよく考えてみたら
こんな些細なことで…って思えてきて自分が我慢すれば良いことだと思ったりして😅

これが慢性化することで片方が常に我慢することが常態化する。

ってこともあるんじゃないかなぁ〜って…

で、そう言えば…って思い出した私のエピソードを。


結婚して半年経った頃、近畿地方から東北地方へ転勤になりました。
あの当時は子供ができたらお金も掛かるしと思って
セッセと節約してお金を貯めることを考えておりました。
(ですがそれは数々の営業協力で諦めていくのですが😅
それはまた別の話し。)

なので水道代の節約にと洗濯はできるだけ毎日じゃなくて数日に一回とか。

だから洗い物は出来るだけ出したくないわけです。

手拭きタオルも一日一枚。
二人で共用しておりました。

ある日夫が何の話のタイミングだったかで言ったんです。

「自分の顔や手を拭くタオルは一人一枚ずつがええんやで。
病気とかうつったりしやすいし。」

最初それを聞いた時は「???病気???」

ってなりました。

でも、よくよく聞いていくと「結膜炎とかなってたら、うつるやろ?」

なるほど!

その日からはタオルは一人一枚に変更しました。

自分が育った環境は相手が育った環境とは全然違う。

当たり前のことなんですけど、自分が育った環境ってそれが当たり前になっているので
それ以外の環境はわからないものです。

親と自分の関係性は
案外そのまんま結婚したらスライドさせているものです。
そして、その優先権は妻側に多くあるかもしれません。
家の切り盛りをするのは大体女性なので。(大体ですよ。)

台所に立つのも女性って決まっていたようなものですからね。
そう言えば…余談ですが…
生前、私に父親が言うたことがあります。

「結婚した当初はご飯が不味かった。」と。

ええええ!!!結構美味しいけど???

って私は思ったんですけど…

それは私は生まれてからずっと
母親が作ってきた料理の味付けが当たり前だと思っているからですし
外食したとしてもそれはレストランの味ですし
お給食も味が違ったとしても、これはお給食の味と思ってるので…

だから母親が作った料理に不味いと思った記憶があまりない。
(私の場合ですからね。)

でも父は結婚した当初は「不味い」と感じていたんですね。

毎日食べるうちに慣れていき、美味しいと感じるようになったと言うてました。
でも、
慣れていったと言うよりは母親も腕を上げていったんだと思いますけどね。


父親も自分の母親が作った料理を食べてきているから
その味付けが美味しいと感じていたのでしょうね。(知らんけど!)

話が逸れてしまいましたが
要は育った環境の違いはあって当たり前なんですよね。

そしてその違いについて話が出た時
お互いにとって、どうすることが最善なのかを考えていくと
そこに不要な「頑固さ」は消えていくと思うんです。

もし私があの時
「でも、そんなの滅多にないことでしょう?
光熱費節約のためにも今のままで行くのが良いと思う。」

って言うてたら、それはそれで夫は多分揉めたくない人なので😂

「あ、そう。」

って終わってたと思いますけど…
実際のところ、確かにそういうことが起きた時

相手に負担をかけるな。

って思ったんです。

ならば
お互いにとってタオルは分けた方が良いよね。

夫婦喧嘩や揉め事は何が最善かを頭に持ってくることで減るのではないか?

そしてその後、帰省した時、夫の家では一人一人にタオルが用意されていました。

「だからか…」ってその時、気がついたんですね。

お互いの育ってきた環境の違いで何かを思ったり気がついた時
実際どっちの方がお互いにとって良いのか、
または他にも何か良い方法があるのか
そういう目線で話ができたら
不要な揉め事や意地を張ることやマウントを取ることも
少なくなるのじゃないか…って思います。

だから
お互いにとって最善は?
お互いにとって…ここに思いやる気持ちがあれば…

って思います。

本日の音声配信 stand,fm

夫婦喧嘩や揉め事が起きる時って
自分の育ってきた環境を引っ張り出して、それが「正解だ」と思い込んでいたりする。
その「正解」は他にも「正解」があるかもしれない。
「正解」は一つじゃないからね。
可能ならお互いにとっての「最善の正解」を見つけられると良いですね。


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