夫婦・親子関係で大切なそれぞれの領域(境界線・領土ともいうかな)
会話の中で「私は〇〇だと思うよ」と言われた時に
何だか自分を否定されたように感じたり拒否されたように感じて
ガッカリしたと感じたことはないですか?
もしかしたら相手との距離感や境界線が曖昧になっているのかもしれません。
不要な誤解や大切な人を無くさない為に知っておけるといいかも知れませんね。
5月16日にXでこんな投稿をしました。
生い立ちからなる境界線の曖昧さ
ここがまだゼロ地点に達していない段階の人にとって
相手からの「私は〇〇と思う」という 「I(アイ)メッセージ」は
否定や拒否と受け取りやすい
自分の気持ちもまだ感じられない段階の人にとっては
受け取ることも難しいからね
まず私の気持ちを知るところからやね
んだ!
生い立ちからなる境界線の曖昧さ
— 藤田 侑杏恵🍀親子・夫婦・人間関係・心理カウンセラー・発達障害ADHD当事者・九星気学運気予報士 (@fujitayukie15) May 15, 2025
ここがまだゼロ地点に達していない段階の人にとって相手からの「私は〇〇と思う」というI(アイ)メッセージは否定や拒否と受け取りやすい
自分の気持ちもまだ感じられない段階の人にとっては受け取ることも難しいからね
まず私の気持ちを知るところからやね
んだ! pic.twitter.com/R1OgXKHEfR
自分の本当の気持ちを感じる(知る)ことは怖いことです。
夫婦関係のお悩みで多いと私が感じていることですが…
自分がその時「何を感じたのか」「どう感じたのか」は自分でも分からないけれど
相手の気持ちは『「〇〇だと思っているに違いない」だから私はこうなるのです。』
(と相手の気持ちなのに決めつけてしまっている。)
なるほど、
では「相手があなたの言う通り〇〇だったら、どうするのですか?」
って聞くと今度は
「だったら、〇〇します。」
相手の行動を見てから自分はどう出るか決める。とおっしゃる。
再度
「その時、本当はどう思った(感じた)のですか?」
って聞くと
「???・・・・・・・分かりません。」
自分が何を感じたのか…は置いてきぼりなんです。
でもこれね、私も人のこと言えません💦
自分の本当の気持ちって認めたくないものだからね…
(これ大ヒントです↑)
認めたくないからスルーするんです。
認めたくない。より、そもそも自分を感じられない方が重い。
「認めたくないから。」
この段階ならまだ良い。
認めるも何も本当に「自分の気持ちを感じられない人」もいます。
それだけ自分の感情を大事にできずに…
いえいえ💦
それだけ自分の感情を大事にしてもらえずにきた
長い時間があるんですね。
感じようものならえらい目に遭ったのかもしれません。
だから
「私は何も感じてはいけない。」
と封印してきたのかもしれません。
だから怒りだけは
ボン💨と出る。
だって、今の自分はもう大人だし、ものを言えるしね
あの頃の私じゃないんだから黙っていなくても良いんだと。
だから
「自分を大事にされていない。」と感じたら
怒る😤
その怒りは
自分自身への怒りも含まれているかもしれません。
あなたがあなたに
私をもっと大事にしてよ!
尊重してよ!
認めてよ!
愛してよ!
と叫んでいるのかもしれません。
あなたがあなたを大事にしないことで
あなたのことを大事にしてくれていないと感じた相手に対して怒るのかもしれません。
内に秘めた膨大な怒りは
自分でも処理しようがないほど溜まりすぎて
冷静に少し離れたところから自分を見ることができないのかもしれません。
認めてもらいたい気持ち
私を知ってもらいたい気持ち
ただ聞いてもらいたい気持ち
いつも誰かからの批判や否定や拒否に晒されて思う通りにさせてもらえなかった
あの時やあの時…
(それさえ感じられない人もいます。
親からされてきたことを
悪く思えない。
直視できない。
感じるまま感じられない。
だって感じてはいけないからね。
親は間違わないし正しい。…と思っているからね。)
そういったものがあると今度は自分の大切な子供やパートナーに対して
腹が立ちながらも
自分がしてもらいたかったことを押し当ててしまいすぎたり
相手が自分で決めることなのに良かれと思って自分が決めてしまったり
自分で決めたくてもさせてもらえなかった諸々のことが
今度はそこで「私がしてもらいたかったこと」を押し売りしたり
「私がされてきたことと同じこと」を無自覚にしてしまっていたり…
いつの間にか
自分のこと
と
相手のこと
の範囲というか領域、領土、境界線がぐちゃぐちゃになってしまっていて
誰の問題なのか分からなくなるのです。
そして境界線がない世界にいると会話が困難になる。
カウンセリングの中でお伝えする「I(アイ)メッセージ」
「私は〇〇と思うんだ。」
という言葉は、この境界線がわからない人(育まれていない人)にとっては
相手から否定されたと感じたり拒否されたと感じたりする人もいます。
相手は否定していないんだけど
『否定されたように感じる。』
『この人なら分かってくれると思っていたのに…』
『自分と同じように感じてくれていると思っていたのに…』
です。
そうすると、ここで誤解が生じたり伝えたいことがそのまま伝わらなかったりしますね。
境界線って大事なんです。
目に見えるものなら
相手のものを勝手に触ったりしてはいけないと理解できるかもしれませんが
これがね、
相手が家族だったり近しい関係だと自分が思っている人に対しては
勝手に使ったり触ったりできちゃう。
目に見えない境界線ならなおのこと土足で踏み込んでしまって
不法侵入です。
家族であろうが他人であろうが
不法侵入はいけません。
ただし、双方が了解してるんだったらそれは別ですけどね。
境界線。
大事です。
そしてそれは相手と自分を大事にすることでもあります。
その前に境界線も自分を大事にするということも
難しいと感じる方は
まず、自分が好きなことは何か を見つけてみてください。
そしてその好きなことを存分にさせてあげてください。
まずそこから始めてみるのも良いかもしれませんね。
本日の音声配信 stand,fm
カウンセリングにクライエントさんが来られる時の目的は
それぞれだけど
カウンセラーは常にクライエントさんの「今」に注目し
心と思考の一致を大事にしております。
参考になれば幸いです。
ここに書ききれなかった私自身のことを最後に少しお話ししております。
参考になれば幸いです。
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