被害者は昨日のことのように覚えています。

根に持っているのではありません。それだけ傷が深いのです。

今朝のSNSでこんな投稿をしました。

今日のブログはこことも↑リンクします。


被害者の苦しみは誰にも分からない。
繊細で敏感で言葉一つ一つを適当に受け流せなくて些細なことに傷ついて。
他人から見たらそう思われるかもしれないけれど、
だからって鈍感になれるわけがない。
人の傷付き方にルールなんかありませんから。

そもそも赦しって何よ?

今日はそんなお話です。


先日、安藤庵へ月一メンテナンスに行ってきました。
このところ安藤庵のカウンセラーひろさん
私の大好きなセラピー犬りっかちゃんを連れてきてくれるので
りっかちゃんに会うだけでテンションが上がります。

安藤先生は今「仙人」みたいになってますっっw(写真右)お髭がボォボォ〜ですっっw

この日、安藤先生の施術を受けながら、ひろさんと話をしていたのですが
何のお話からか「被害者」というキーワードから
『「いつまでそんな昔のこと言うてんの?」って言うてもさ
被害者にとっては何年前だろうと昨日のことのように思い出されるんだよね。』


って言葉が出てきて
カウンセラー同士ってこともあって通じるものがありました。
そこから今日は色々書きたいことが出てきたので書いてみようと思います。


「被害者」と書くと
その被害の内容によっては見た人のジャッジが働いて
お大袈裟だと思う場合もあるかもしれませんが
当事者にとっては、どんな内容であろうと

それは被害であり
相手は加害者です。

法的措置に出る出ない関係なく
受けた側にとって、あの日の出来事は何年経とうとも
昨日のことのように鮮明に思い出され

今もなお苦しみ続けているということが

事実です。

加害者は日常を過ごしていて
・もう何十年も前の話だとか
・昔のことだとか
・えええ!あんなことで???
って思うかもしれないけれど。

それだけ、加害者がやった行為は
被害者を深く傷つけ
忘れたくても忘れられない苦しみを今も与え続けている。


ということです。

いえ、全ての加害者がそう思っているわけではないと思います。
自分がやってしまった行為を忘れられずに
例えば、事故だったとはいえ罪の意識から1日たりとも忘れないでいる人も実際おられます。

とは言っても…(全ての被害者の方がそう思うかは分かりませんが)
被害者にとっては

『そんなことは知ったこっちゃない。』

ということです。

赦せない。

時々
「赦せないんです。」
そうおっしゃる方がおられます。

赦せない。

当然です。

そして、こういう意味の言葉をSNSで見たりします。

「赦せないのは自分を赦せないでいるからです。」
「憎しみからは何も生まれません。」
「相手を赦しましょう。そしたら楽になれますから。」
「そのトラウマを手放しましょう。」

等々…


こういうのを見るとちょっと質問したいわ。(実際しないけど。)

・なんで赦さなあかんねん。

・何で赦すことを強要されなあかんねん。

・赦したい人が赦したらええやないですか。

・自分が赦せたからって、それで楽になったからって
皆が皆それ出来たら誰も困ってないですやん。

・自分がそれで良くなったからって押し付けるのは強要違います?


仮に似たような経験した人が何人かいたとして…

そうやな…同じ現場にいて同じことをされたとかね。

でも、
「そんな風にいつまでも、あなたみたいに私は根に持っていないよ。」

って言える人がいたとして
それはその人がそう思えてるんだったらそれはそれでOKでしょ。

でもそれを別の人が自分みたい思えていないからって
「なぜあなたは私のように思えないの?」

これ…追い傷与えます。
つまり、傷口に塩を刷り込む行為です。

どんなにそれが痛いか…想像してみて欲しいな…と私は思います。

赦せない…ではなくて…

ここからは赦せなくて辛い人へ向けて…

ない…って書くと
赦せない自分がいて苦しい。

ってなる。

これを

ない。

に変えてみませんか?

ない。

せ→さ
に変えるだけでいいんです。

そしたら

赦さなくても良い。

ってなりませんか?

赦さなくて良いんです。

真面目で
頑張り屋さんで
常に人として正しくあろうと生きてきた人は
どんなに酷い目に相手から遭わされてきたとしても
赦せない相手を赦そうと頑張っている自分がいませんか?

でも赦したくない自分いるんです。

そしたら、それに従いましょう!

赦せない自分を
「ダメだな、こんなだからいつまで経っても私は辛い人生なんだ。」

本当にそうでしょうか?
赦したくない相手を赦す行為の方が
自分の本当の気持ちを裏切ることになって
返って辛くないですか?

ええねん!

赦さなくて良いんですよ。

でも、赦せる人は赦したらええんです。

そんなの自分で決められるんです。

人から強要されるものではないし
強要するものでもありませんから。


もう一度言います。

赦せない。
ではなくて
赦さない。

って宣言して良いんです。

赦さなくても良いんですよ。

自分の気持ちに正直になりましょう。

自分に嘘をつく行為は自分へに裏切りですから…

私はそう思います。


リンクした記事がありました。
過去をOKにしないと前に進めないとは。
参考になれば幸いです。

結局、私は同じことを根底で思っているのだということが
再確認できました。


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