許せないことはあなたの問題ではない – 自己受容の重要性
時々SNSで見かけるんですけど。
「人を許せないのは自分の問題です。」
これはどうなんでしょう？
全てにおいてこれ一個で片付く問題ではないです。
（テキスト通りのカウンセリングなんて無いんだから。ベースはもちろん大事ですけど…）
その人が他者を許せないと感じるに至った経緯は当事者にしか分からない。
その当事者が許せないと言ってるんです。
その感情を持ち続ける事にさえ「※他者からの責め」で十分苦しんでいます。
そんな出来事があったからです。
（※他者からの責め↓
生い立ちの中に
人に優しくしましょう。
とか
良い子でいましょう。
とか
埋め込まれていたらねぇ…）
その苦しみを抱えている人に、人を許せないでいる事について
責めや非難を与えることは
ますますその人の心をどん底へ突き落とし心に重しを乗せる行為です。
許せないのは、あなたの問題ではない。
「許せないことは、あなたの問題ではない」です。
許せないと感じることは、自分自身を同時に守ってもいます。
それは、過去の傷や経験した時に生まれた、自分を守る為に編み出した価値観や信念だからね。
他人からの責めや非難は、その他人の過去に基づいた、その他人にとっての価値観や信念であり
その他人だけに通用するジャッジです。
だからその他人の価値観や信念から生まれたジャッジなんて
あなたの苦しみを深めるだけでなく
なんの助けにも解決にもなりゃしない。…という事です。
だから許さなくていいのです。
だから、あなたが許したくないのなら許さなくてもいいのです。
許さないことであなたの人生を人間性を強さを汚すこともありません。
だから相手を許せないでいる自分を許してあげてください。
そっちの方がむしろ重要です。
その感情を誰かからの非難や責めやジャッジによって
「だから私はダメなんだ！」なんて言ってね自分を虐めないでください。
自分自身に対し優しさと理解と愛を与えてあげてね。
許せないことは、あなたの問題ではないです。
それはあなたが人間である証です。
誰かの言葉で自分を虐めないでね。
そして、自分自身に対し優しさと理解と愛を。
あなたはどんなあなたであっても
（許せない人がいようとも、そんなの関係なく）
価値ある存在なのですから…
時々SNSで流れてくる「許せないのはあなたの問題です。」という言葉に惑わされないで。
人の心なんて例えば〇〇心理学のテキスト通りには行かない。
オールマイティーにたった一つの文言で片付くものなんて無い。
許さなくていいんです。
許せない理由なんて当事者にしか分からないのだから…
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