モラハラ・パワハラ・セクハラ:個人だけではなく社会全体の問題

過去に許容されていた時代がある。

お笑いコンビの誰とは言いませんが
「最初にコンビを組んだ時の関係性がそのまま続く。」

…と言うておられたのをふと思い出しました。

年齢に差があっても相手を「〇〇君」って呼ぶのか「〇〇さん」って呼ぶか。
そのお笑いコンビの方は「〇〇さん」と呼んだ。

『その瞬間にあいつとの関係性がガチっと決まってしもたんです。』

この呼び方には実はそこに至るまでの流れがあるのですが長くなるので省きますね。
この話からどう今日の題目に繋がっていくか。

最初が肝心。

人間関係でいくと最初が肝心かもしれません。
その最初とは…
「初めまして…」からの少しの間は探り探りでも
距離感が縮まっていくことで深まる関係性は勿論あります。

その深まっていく時に自分は相手にどこまでの距離の縮め方を許すかですね。
そこで嫌だなって思えば他人なら離れればいい。

でもね、これ、身内になると簡単ではない。

親子や夫婦だと、どうしても境界線が取りにくい。

それは今までのブログで書いてきていますね。

だからこそ親子関係で境界線が取れていない関係性の中で育って来た背景があると
相手からパワハラ・セクハラを受けていても気がつきにくかったりするし
モラハラも同じことが言えます。

一番最初にセクハラ・パワハラ・モラハラを受けた時に
どのように「NO!」という気持ちを表現できるか、、、これ難しい。

だから問題は深刻です。

恐らく
大学を含む学校全体での部活で起きていること。
会社という組織で起きていること。
各家庭で起きていること。

全て繋がっています。

これは個人だけの問題では無いです。
個人と社会全体の問題です。

加害者である個人一人ひとりの成長と同時に社会全体の成長も必要で

今まで許されてきた行為・行動は
過去に許されて来たからといって
誰もがOKってわけでは無かったのですから。

この認識のズレはとても深刻だと私は思うのです。

ここ数年、被害者は力を付けて成長していますが加害者はどうでしょう?

今まで声を上げなかった人達のことを弱者と見て加害者達は安心していたかもしれません。
ですがここ数年は被害者達は力を付けて成長しています。

つまり加害者達は何もお咎めなしという時代は終わって来ていることを認識しないといけない。
それだけでは無いです。
『お咎めなしの時代が終わっているからパワハラ・セクハラ・モラハラをやめる。』
これでは何にも加害者達の成長は無いという事になります。

つまり
加害者達への心のケア(ある意味教育も含めて)が必要だと私は思うのです。

教育の見直しを。

まず、組織や企業はパワハラ・セクハラ・モラハラという問題に対して
もっともっと積極的に取り組む必要があると私は思っています。
今までの一連の流れに対して第三者から見た声を積極的に聞いて改善していくこと。
例えば
・有給制度があるのに体調不良の時しか使ってはいけない。
・生理痛で辛いのに生理痛では有給使わせない。

これおかしいですよ!!!

こういうことやってる企業は無いと思いますけど!👀

これはうちの企業では常識だ。

ということも全てひっくるめて。

自分の常識は世間では非常識って言うからね。


生きて来た時代によって許されて来た行為や言葉は
被害者にとってはとても辛いものであり
泣き寝入りして我慢を自分に強いて
心を病んだり体を壊したりして来た人達が沢山存在します。

今もです。

1日でも早く教育の中に

何が
どういう行為が
どんな言葉が

それに当たるのか。
盛り込んで欲しいし
社会全体において組織や企業も学び直しをしてほしい。
それは知識だけではなく自分の中に何か似たような光景の景色はないか見てほしい。

もしそこに、なぜそれがモラハラ・パワハラ・セクハラに当たるのか分からない人には
ケアが必要だと思います。

本人が無自覚なのにケアを強要することはできません。
ならば正直に

「あなたのせいではありません。
ただ、あなたが生まれた時代の日本がそれで許されて来たことが問題で
あなたに埋め込まれた教育を上書きさせていただきたいのです。」

私なら、まずこうお伝えするかもしれません。


最近見たあの記者会見は
その人には分からないことだらけだったかもしれないし
仮に分かっていても受けていない教育はどう接したら良いのか
言葉もやり方も分からないですしね。
(言葉を知っていても「言えない」ということです。
愛を知らない人が「愛している」という言葉を知っていても「言えない」ということです。)

これからまだまだ増える可能性もある。
気付きに出会えるといいなと思います。

無自覚にモラハラ・パワハラ・セクハラを行っている人へ

(無自覚ですからこの記事を読まれるとも思えませんが💦
ですが、この記事に到達されたとしたら
薄々気がついておられる方だからこそ、ここまで読まれたのであろうから
このままお読みくださいね。)

それを言った後、やった後、どんな気持ちになっていますか?

なんでもない日常とはちょっと、、、
いいえ、かなり違う気持ちになっていると思います。
その瞬間、誰の真似をしている自分がいますか?

被害を受けている人へ

やられた瞬間
言われた瞬間
どんな気持ちになっていますか?

受けている人も日常とは違うと思います。

そんな時、あなたは笑って対応していますか?
そしたら笑わないで対応してください。
無表情でも良いかもしれません。

相手はあなたが笑いながら受けていることで
自分が行っている行為は許されていると勘違いしている可能性もあります。

もし、あからさまに無表情で対応したり態度で表しても相手がやめないのなら
早急に離れましょう!

離れることは逃げることではありません。
自分を守ることであり
相手のゴミ箱にならない為 でもあります。


加害者の中には自分が行っている行為は被害者に対して

・強い(かっこいい?)自分を見せているつもりだったり
・褒めているつもりだったり
・可愛がっているつもりだったり
・特別扱いをして喜ばせているつもりだったり
・この行為は良い行いに違いない。

と勘違いしている人もいると思います。

受けている人の気持ちと
自分が相手に与えている行為そのものの、自分の〇〇のつもり

この認識のズレはやっぱり大きいし
個人も企業や組織も積極的に学び直しをして欲しいです。

上っ面の表面だけの中身のない「制度としてやってます。」
的な無責任なやり方ではなく。

お願いしたいところです。


愛を知らない人が (知っていてもうまく受け取れてこなかった人が)
「愛している」という言葉を知っていても「言えない」ように
セクハラ・パワハラ・モラハラをやっている人達も
負の対応や負の感情を知っていても
深い人との繋がりを知らないから分からないのかもしれません。

本当は脆くて弱い人で、そんな自分を隠す事に必死かもですね。

でも恐らく本当の自分は気付いている。

と私は思っています。

今日も長くなりました😅

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