夫婦・親子関係:自立を妨げることの弊害…2

自立

昨日のブログの最初にも書きましたが…

自立をさせてもらえないまま大人になってしまうと様々な所で本人が一番困ったことになります。
子供は親のお人形さんではありません。
子供は親の気持ちを満足させるための道具ではありません。
子供が自立できない場合、実はその子供の親も自立できていなかったりする。

大人になるまでに自立をさせてもらえなかった人は
学校生活で、社会に出て、恋人ができて、結婚して、子供ができて…
この間に徐々に生き苦しさを感じ始めるかもしれません。

最終的に困るのは誰なのか?
子供の人生を乗っ取っても親は子供の人生に責任などとれやしないのです。
これほど無責任な事はありません。

ならば自立ってどうやって?

昨日のブログ
自立を妨げることの弊害…1
の続きになります。


子供が成長していく流れを見てみましょう。
天井しか見られなかった赤ちゃんは、自分の手や足をおしゃぶりするようになりますね。
でもあれ、まだ自分の手足だと自覚していない段階です。

やがてジッと自分の手を見るようになる。
「これは何だ?」という感じかしら。
そしてまだしっかり自分の意思で手足が動かせていない時期は
自分で自分の顔をパンチしたりして泣いたこともあったけれど
神経がしっかり繋がって自分の意思で手足が動かせるようになった頃
寝返りを試みますね。

寝返りができたら飛行機(両手を横に広げてぶ〜ん!って)して背筋を鍛えます。
その後はお尻を上げてハイハイの準備。
ハイハイが始まると自分で座れるようになって今度はつかまり立ち。
そしてヨイヨイと歩けるようになる。

これが自立の流れですね。
景色が一気に変わります。
(誰も教えていないのに自分でそのプロセスを踏んでいることを
再認識してくださいね。)

これは身体的自立ですよね。

でもね、
この一連の流れを誰かが止めたりしたら
自分で歩くことをしなくなります。

初めてよちよち歩き始めた赤ちゃんを見て
周りの大人が大きな声を出したりすると
(嬉しくてですが赤ちゃんにはそれは分からないからね。)
赤ちゃんはびっくりして尻餅をつき

しばらく歩けなくなった。

というケースがあります。

周りの大人が大きな声で…
赤ちゃんはびっくりします。
自分が歩いたことで大きな声が聞こえてきたのだから
歩いたらダメなのかと…
思ったのかもしれませんね。(知らんけど!)


さて、精神的自立もスライドさせて考えると同じことが言えます。

何かに興味を持ち、もっと知りたくなったら探究心が湧く。
それを自分で調べたりして学びを深めていく。
知りたいという意欲が勉強を面白くさせる。
繰り返すことで色んなことは色んな所と繋がっていることを知る。
だから一つのことだけではなく様々な分野と繋がりを持って学ぶ大切さを知る。

どうしようかなって悩んだ時
チャレンジする時
色んなケースを模索する。
その時、自分で一度考える、選択する、決断する。

でも一回で成功すること滅多にないから失敗もする。
そのトライ&エラーを繰り返すことが経験になる。

この経験が多ければ多いほど、きっとその子の生きる力になる。

親は何をするかと言えば、そのサポートと見守りのみです。

手を出さない、口も出さない。
助けを求められた時だけで良い。

失敗したとしても、子供のうちの失敗は大人になってからする失敗に比べたら全然小さい。
でも、子供にとっては経験が少ない分大きな失敗に感じるでしょう。


その時、安全基地になってあげられたらいいですね。

つまりこの一連の流れのどこかで大人が止めてしまい
大人の都合で誘導し本人の意思を尊重せずに
親の思いを一方的に押し当て従わせ続けると
子供は自分の意思を持つことは親を悲しませたり怒らせたり面倒くさいことになる。
と認識するようになり、自ら自分の意思も考えも気持ちも親に合わせるようになり
自分の人生を放棄していくようになる。(知らんけど!)

やがて何も自分で考えて行動できなくなり
前回のブログのような結果になりかねないと言うことです。

親は大抵こう言います。

・子供の意思を尊重してきた。
・子供のために今まで親として精一杯やってきた。
・自由にやりたいようにやらせてきた。

ですが、子供からしたらそれは違っていたりする。

過去の私のように…(遠い目👀)
参考記事はこちら
私は子供の自立を妨げていた😱自分の本当の気持ちに気付いておくこと…#367

安全基地といえば…

親が心配することの一つに子供の友人関係のトラブルの悩み。

そこについては、こちらの記事を参考にしていただけたらと思います。
育児:子供が傷つくことに過剰に反応してしまうのは…#363

親の心に抱えている目に見えない傷が
子供の自立の弊害になることがあります。

親は無自覚なので、子供やその周りの問題だと捉えがちです。

勿論親の問題だけではないことだってあります。

もし自力ではどうにもならなくて迷われた時は
お近くの信頼できる心理カウンセラーのサポートを受けてみられることも
一つの方法として良いかもしれません。

そもそも、この記事を読まれている時点で
既にご自身が何らかの気づきを得ておられるということでもあります。

その気づきを得ておられる時点で、既に半分解決です。
誰かの手助けを借りて進むのもアリですからね…

とは言え沢山失敗してきた私が言うのもアレですけどねっっw

そうは言っても私も同じようなことを
子供達がまだ幼い時期に誰かから聞いていた記憶がります。

・親は安全基地になってあげるだけで十分。
・自発的に興味を持ったことを探求していくサポートをすればいい。
・子供のうちに失敗を沢山させてあげておくと良い。

このような言葉を聞いていたにも関わらず
私は真剣に受け止めていなかった過去があります。

それに、どれもこれもやり方が分からない。
言葉としては入ってきます。
日本語の意味もわかります。
だけど、その行為をどれもこれも受けていないのですから
どう対応したら良いのか分からない
ですし
そもそも、子供の意思を尊重してばかりいたら
家の中は大変なことになる。
その後始末誰がするのか?
(保育室でなら園児のやりたい放題させられたのに…)

仕事が増える。

そういう認識でしたからね…

今思うとなんて勿体無いことをしてきたんだろうと思います。

もっと早く気がついていれば良かったと思います。

でもそれも、今だから言えることなんですけどね。

実際はね子供が何歳であろうとも大丈夫です。

沢山失敗してきた私が言うのもアレですけどねっっw


来週の週末は「自立させてもらえないまま結婚した場合の弊害」について
予定しています。(予定ですので😅)


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