#394 夫婦関係:夫婦喧嘩は何故子供の前でしない方が良いのか?

子供が誤解するからです。

夫婦喧嘩の原因が子供のことで…だとしたら
子供に誤解されない為にも子供の前で喧嘩するのは避けたほうがいい。

だって、お互いの目的は「子供を思って…」のことでしょう?

だったら、その目的を大事にしてほしいからね。


先日Xでこんなポストをしました。

幼い頃、私の母親は遊びにきた友人に、こんなことを言っていた。

「夫婦が喧嘩する原因って子供のことしかない。」


その時の私は幼かったから何も言葉にできなかったけれど
母親が母親の友人に話している内容や言葉だけはしっかり記憶に残ってるんですよね。

そして今ならこう言えたやろう。

「おいおい💦何私の前で言うてんねん。
それじゃあ、まるで私の存在のせいで、あんたら夫婦が喧嘩になってるってこと?
つまり私なんか産まなきゃ良かったってことよね?
だって私のせいなんだから。
私が存在しているから喧嘩になるわけでしょう?」

当然、あの当時の私にこんな言葉が出てくるわけもないんですけどね💦


子供のことで喧嘩するのは多分
子供の未来を思って、塾だったり習い事だったりスポーツだったり音楽だったり武道だったり…
色々あると思うんですけど、そういう教育関係。
進学についても幼稚園から私学に行かせるとかもあるやろうしね。

でも、夫婦って、育ってきた環境が違う。
だから、自分はこういうふうに育てられてきて嫌だったこと、良かったこと
もしくは
嫌も良かったも関係なく〇〇が当たり前。

そういうパッケージがあって、それがお互いの中で
お互いが当たり前だったこととして持っているから
それを当たり前と感じてくれない相手とぶつかって

それは違う。
そんなのしない方がいい。
この子の未来の為に。

お互いが我が子を思ってぶつかる。

我が子を思って…

ここは共通しているのにね。

それは本当に当たり前だったんだろうか?

自分が育ってきた環境って
それ以外知らないと、それが当たり前だと思うのは当然なこと。

けれど、社会に出ると今度はそれが当たり前ではなかったことに気がつく人もいれば
逆に、自分が当たり前で周りがおかしい。普通じゃない。
そう思う人もいるかもしれませんね。

自分にとっては当たり前でも
周りから見たら、それは当たり前じゃなかった。

内容は良くも悪くもです。

ちょっと失敗したら怒鳴られた。殴られた。
そういう環境で育った人にとって
失敗しても怒鳴られない、殴られない。
そういう環境で育った人を見ると

「甘ちゃんだ。」

そう思うかもしれない。

そして
「失敗して周りに迷惑をかけているのに!」

と腹が立つかもしれない。

それが自分が親になりパートナーが自分の子供に甘いと
そことダブって腹がたつ。

そう感じてしまって苦しい…

「あなたは子供に甘すぎる。
こういう時はちゃんと叱らないとこの子の為にはならない。」

そう言って子供に強く叱るようにパートナーに訴え掛け
毎回自分ばかりが悪者役を引き受けさせられているんだからね!!!
と、パートナーにも腹が立つ。

子育てって本当に難しいと感じますね。

私の子供達は(今のところですが)二人とも家を出て自分で生活してくれていますが…

これで子育ては終わっちゃいない。

この先のことは分からないからね。

ただ、ここまで親をやってきていくつもの分岐点があって
学んだことは
「誰の人生の話?」
ってことをついつい忘れていたなってことです。

子供のことは責任があるし自立するまで見届けないと!

そう思ってきた。

でも、その思いの中に私が困らない為。

が多くを占めていなかったか?

と思い出す。

子供の人生なのに、冒険すること、危険な賭け
みたいなことから遠ざけ
私が安心して眺められるようになってほしいと思っていなかったか?

多額の借金(奨学金)を支払い終わるのはいつになる?
そんなことしてたら結婚なんてできないじゃない。

昔の私ならイケメン息子が大学院へ行くと決めた時
そう言って止めていたやろう。

はよう就職して落ち着いてくれ。
結婚して孫の顔でも見せてくれ。

そんなこと言いかねなかったやろう。

べっぴん娘にも
家から通えない距離じゃないんだから家から通勤しなさい。

きっとそう言っていたやろう。

悩み事を抱えて帰ってきた時は
「もうそんな所早く辞めて家に帰ってきなさい。」

きっとそう言っていたやろう。

じゃぁ、今はどうなん?って声が聞こえてきそうですね。

そりゃ、心配ですよ。

家族LINEに既読がつかないと、イケメンかべっぴんか、どっちや?

そう思って気になる。

こちらから連絡することは滅多にないけど
たまたま用事があって連絡しても返事がない時や電話に出ないときは
物凄く心配になる。
こんな時間に何してるんやろ?事故でもしたんかな?

とか。

それでも、心配はするけどアクションは起こさないです。

確か明石家さんまさんが過去に言うてたんですけど
「心配するけど、それだけ!」

今はその意味がわかります。

私は子供達の人生を預かれない。
失敗しても代わりに何もしてやれない。
親なんてほんまに無力なんですよ。

病気しても代わってやれないですからね。

イケメン息子が胸の手術を4歳と6歳の時にした時
その後、必死で彼を守ることに徹してたけど
転けないように、胸を強く打たないように。
とかね。

でもあの時から始まってたんですよね。私の課題。


「俺、大学院行きたいねん」
「どこの大学院?オカンらにはもう経済力ないけど自力でいける?」
「うん、任しとけ!」

「私、大学辞めたい。」
「そうか、ほな、はよう退学届出しておいで。その後どうするか決めてるの?」
「一応、アルバイトして行きたい学校あるから…リゾートアルバイトとかしてもええ?」
「ええで!」

「試験、行けると思ってたけど、あかんかったわ…」
「そうか、…どうするか決めたん?」
「うん、取り敢えず〇〇の会社が俺の思いと重なるから
就活して内定もらえたら、そこへ行きたいねん。」
「そうか、やりたいようにやってみ?
それであかんかったら就活浪人で一回帰ってきてもええし
そのままそこにおって就活してもええし」

ある程度年齢が大きくなったからかもしれません。

だけど幼い頃から
…できればもっと早くこういうふうに話せる親でありたかったなと正直思います。

でも、あの時間を経ての今なんだとも思います。

だって、人生は学びですからね。

それでも無力な親でもできることはあります。

彼らには黙って何も言わずに

心配しましょう。
案じましょう。

それは親だからできることです。

そして、、、
祈りましょう。

子供の為に祈ることは全然彼らの邪魔にはなりません。

親だから心配し案じ祈るんです。

そしてそのエネルギーはとっても温かいエネルギーですから…

本日の音声配信 stand,fm

その喧嘩は何の為でしょう。
お互いの反応から来ているものが邪魔をして
本来大事にしないといけないものを見失っていないだろうか?

今日はそんなお話です。

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