「家族の形」に決まりはないです。
ただ一つ。
子供に対しての責任は婚姻継続中も離婚しても「ある」ということ。
離婚したら、親権者が責任を持ち、親権取れなかった者は子供への責任はなくなる訳じゃないです。
そんなことはよくご存知でしょうけれど…
今回のブログでは「家族」という形に拘りすぎると家族全員がしんどくなるよ〜
って話です。
そうなる前に気が付けたらいいなと。
「家族」を継続できなくなるのは…
どちらか一方が
家族というもの、夫婦というもの、親子というあり方に
理想を高く持っている場合。
その理想を無自覚に強く押し付けている。
押し付けている側は「そんなつもりは無い。」
…のかも知れません。
だから双方のやりとりに食い違いが起こってしまう。
発信する言葉一つ一つに滲み出る裏メッセージ。
その裏メッセージを匂わしているつもりがないから自覚し辛いのですね。
そしてその裏メッセージを匂わしている側は
相手を自分の思う通りの理想の人に仕立て上げたくて
あの手この手を使って誘導しようとする。
本から情報を得ようとしたり
人生の先輩からだったり
友人からだったり。
だけども、どれもこれも上手くいかない。
何故でしょう?
この記事に↓裏メッセージはないけれど
「人は思う通りにはならない」というエピソードを私と夫の会話から。
「人は思う通りにならない」は大前提。
イケメン息子が私の発達障害の診断が降りた時、こんな言葉を言ってくれたことがあります。
発達障害ADHD診断されて、家族とその後…
「世の中には自分が認識していることを
相手も同じように認識していると
勘違いしている人が多い。
そもそもオカンに心理士さんが
支援としてお願いしたことは
俺ら一般全体の人間同士でも
言えることやん。
思い違いしていないか?
勘違いしていないか?
この認識であっているか?
面倒臭くても相手に一々確認しやな
後で面倒臭いことになることがあるのに
それを怠ったりする人が多いのよ。
仕事してて問題が起きる時って
大抵そこやんか。
これ大事なことやと思うで俺は。
”ああ、この人にとっては
ここが理解しにくいポイントなんやな。”
って思ったら次回からは
伝え方変えるとか
メモしやな記憶できないんやな。
って思ったら
その時間を十分与えるとか
相手がどうしたら効率良く
やりやすくなるか
お互い考えあえたら
仕事はまずスムーズよ。」
つまり目標や目的の一致を確認しないとね。
お互い一致しているはずの目標や目的から逸れると
迷子になるものだからね。
だから回りくどい言い方では伝わらない。
どこかの誰かと同じには相手はなりません。
パートナーを見ずに、どこかの家族や夫婦や親子を見て物を伝えることは
相手を否定しているのと同じ行為になります。
そんな伝え方をしても相手には伝わりません。
自分が一番伝えたいことは何なのか?
私の生まれた家は商売をしていたので持ちつ持たれつで
お客さんの家で商売をしてたらその品物をうちも買う。
ということがありました。
化粧品を販売しているお客さんがいて母親はすでに別のお客さんから購入していたので
私に目をつけたんですね。
私は別の化粧品を使っていたのですが
「一度だけ」
と言われて仕方なく購入。
一度だけの約束です。
けど、使いお終わる頃にこんなことを言うてきたんです。
「こんなええ(良い)化粧品お母さんも使ってみたいくらいやわ。」
非常に気持ち悪く感じましたね。
(きっともうこの記憶は彼女にはないと思いますけど。)
なので
「だったら自分が買って使えばええやん!」
(「私を利用するんじゃないよ!」って言いたかったのは抑えました。)
ストレートに
「お母さん別のお客さんから買ってるし
もし良かったら買ってもらえると助かるんやけど…
使ってみてどうやった?
無理やったら肌に合わんかったわって断るで。」
なら、まだ分かるんやけどね。
相手を無意識にですが自分の思う通りにコントロールをしようとする癖があって
勿論そうなったのには彼女の内側に私の知らない何かがあるんだと思います。
そして、私の思う通りの言葉を彼女から出てくるはずがないので
ここはハッキリ言わないと伝わらないなと思って言いました。
私が保育士をしている頃の話ですから40年ほど前の話です。
言ってる側は無自覚だから気づけないんですよね。
言ってる側は無自覚だから気づけないんですよね。
相手を受け入れているつもりだし
裏メッセージを流しているつもりもないしね。
だから
どうして上手くいかないの?
どうして相手はあんな反応を仕向けてくるの?
ってなって
「相手が悪い。」とお互いが責め合うんです。
しかしこれもね
相手が悪いと言ってるいつもりもないし
相手を責めているつもりもない。
裏メッセージを仕込んでくるのは…
裏メッセージを仕込むということは
「自分の気持ちや意思を言っても伝わらない。」「分かってもらえない」
っていう物を持っているのかも知れません。
理解してもらえない。ってなった時
人は、どうしたら自分の思いを貫けるかを考える。
幼い頃なら
親に言いつける。とか
自分以外の他者を使って〇〇さんが言うてた。
ってことにするとかね。
よく使う手が
「皆んな持ってるよ。だから買って!」なんてね。
まぁ、幼い子供が
「みんなと同じじゃないと不安だから。」
なんて言葉はなかなか出てこないと思いますけどね。
けどこんな風にどこかで自分の思いを抑え続けてきた時代があって
そこで悲しんだり泣いたりして弱い自分を出せずに
強くあらねばならない。
っと頑張り続けてきたことで本当の気持ちがわからなくなって
言葉にすることが難しくなったのかも知れない。
それを繰り返しやり続けてきたことで
その状態が当たり前になり過ぎて
自覚できなくなったのかも知れません。
そんな無自覚な部分に自分で気がつけて自覚できた時
何かが見えてくる。
そのためのカウンセリングです。
長年染みついた癖はそう簡単じゃないから時間が掛かります。
よくある話ですが
モラハラをやっている人は
自分がモラハラをしていることに気がつけないんです。
どの言葉がモラハラなのか?
どの行為がそれに当たるのか?
全然分からないんです。
けど繰り返し起こる出来事がそこにはあります。
その繰り返す事柄に気がつけるといいですね。
そこから始めたら良い。
私はそう思います。
下の記事も同じような気持ちが湧いてきた時にあげた記事です。
夫婦も親子も家族の形をお互いが心地いい状態で。
自分の不安を無くすために相手を試しても本当の安心は手には入りません。
仮にその時は安心できても時期に不安はやってきます。
その時その時でお互い生活に変化はつきものです。
その変化に対してお互いが楽にいられるように。
夫婦も親子も家族の形をお互いが心地いい状態になるように
その都度作っていけば良いと私は思います。
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それぞれだけど
カウンセラーは常にクライエントさんの「今」に注目し
心と思考の一致を大事にしております。
参考になれば幸いです。
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