私のパートナーは発達障害だと思う…
「私の話が聞けないのは相手が発達障害だからだと思うんです。」
それはどうかなぁ〜
こちら側にも問題があることだってあるかも知れない。
逆にこちらが常に相手の話の真意を理解して聞けておらず
相手にズレた内容の言葉を返している…かも知れない。
もしそうなら、それは自分の内側にある傷が反応して
相手の話の真意を理解できず、歪めて受け取ってしまっているのかも知れない。
(多分それさえ自分では気が付けていない可能性が高い。
気がつけていないから繰り返しているのかも知れないからね。)
それでも、ちゃんと聞けるようになります。
(相手の話の真意を理解して聞けていなければ、人の話が聞けているとは言えないからね。)
自分の傷を癒していけばね。
ここ近年、流行りのように大人の発達障害がクローズアップされるようになって
多くの人に知れ渡るようになったのはええことだと思いますが…
過去にも繰り返しSNSなどでお伝えしているように診断は精神科の先生しかできません。
診断テストを行なってくれるのは臨床心理士の先生です。
(だけどね、テストをしてくれる心理士さんとの相性だって実はそこにあると私は思っています。)
私のブログを読んで安易に
「あの人は発達障害だと思う。」
と身近な人に対して口にするのは注意が必要です。
そう言っているご自身に問題があることだってあるかも知れないからです。
「説明が長いと話を聞けない傾向があるんです。」
けれど、それは発達でなくとも長い説明をされると
聞いている側は
「何が言いたいのかわからない。」
と感じて聞き続けるのが困難になる。
いえいえ、聞けない理由はそれだけではなくて
説明が長いし、何かこちらが質問を投げた時にズレた答えが返ってきて会話が成立しない。
…と相手が常に感じて、それがストレスとなり話が聞けなくなっている可能性もあるからです。
だから相手にだけ問題がある。
…ではなく
実はこちら側に問題があるという事も。
発達という言葉を安易に使うのは注意が必要です。
当事者からすれば、そんな世界では生きていない人が沢山おられますし
発達障害という言葉の中にはいくつも種類があって、ひとくくりにはできないのですから。
ちなみに私の場合ですが、、、
発達であっても説明が聞けないわけではありません。
私なんかはカウンセリングの傾聴部分が突出していると先生から聞いています。
だけれども、事務的な説明は苦手で繰り返し聞き返す時もあります。
だから勉強会とかになると聞きなれない言葉や
まだ私の知らない世界になると
一々説明が必要になり時間がかかったりはします。
(時々壮大な宇宙論とかの話になったりすることもあるので。)
たけどね、これ、多少誰もがそういうところあるとも思うんですけどね…
「話を聞いてくれない」という前に相手の話の「真意」を受け取ってから言葉を返しているか?
私の発達についてのブログを読んで
私の診断結果から
発達の人は誰でも物を伝える時
端的に伝えないと理解できない。
と思い込む方がおられるようです。
そして勝手に身近な人を
発達障害者だ。
と診断する。
いやいや💦
診断する権利もないのですけど💦
そもそも
発達だろうが
発達でなかろうが
物を伝える時は
前置きが長すぎると(説明)
聞いてる側は何を伝えたいのか分からなくなってイラつくのよ🤣
だから最初に何が言いたいのかを示してから
なぜならば…
と加えた方が聞きやすかったりする。
説明する側が端的に伝えられなくて長くなるのはね
理解してもらえなかった経験が
もしかしたら沢山あってのことかも知れません。
そんな風に私は想像する。
自分がそうだったからって言うのもあるだろうけど。
相手に「否定された。」「攻撃された。」と感じると…そこから先、聞けていないのは自分。
「説明する側が端的に伝えられなくて長くなるのはね
理解してもらえなかった経験が
もしかしたら沢山あってのことかも知れません。」
Facebook投稿記事後半にも書いたように
過去のどこかで繰り返し傷つけられてきた傷が
まだ生々しくあるのかも知れません。
だから、相手の反応や言葉の中に自分を否定するような言葉や態度を感じた時点で
相手の言葉が耳に入ってはいるんだけど理解して入ってきていない状態だったりすると…
・その理解して聞けていなかった部分は自分で都合よく書き換えが起きたり
・言われていたのに、聞いていない。…に書き換わったり
・相手が言った言葉を自分が言ったことにした方が都合が良かったりすると
「私が言ったのよ。」と振れ回ったり…
自分の都合がいいように物語が勝手に作られて記憶されてしまう。
(人は物事を自分の都合よく見たいように見てしまうことがある)
そうなると会話をしていても時間が経過すると
言った言わん。
言っていない、言うた。
で事実が変化するため相手は当然疲弊します。
また、そういう方はこちらがお約束を確約していなくても
勝手に確約されたものとされ
それが叶わなかったりすると他者の権威や権力を使ったりして
約束を破った!と攻撃をしてきます。
私の近しい人で「悲劇のヒロイン」をずっとやっている人がいました。
自分を可哀想な人にすることで周りから注目を集めようとする。
だけど、その人が作り上げた
「自分が可哀想な人という物語」が本当か嘘かは周りの人は直ぐに気が付きます。
私も気がついていましたが何度注意しても本人は嘘を作り上げていないと思っているので
治ることはありませんでした。
これ身内だとなかなか難しい。
パートナーはエネルギーを消耗するので一緒にいることができなくなってしまう方もおられます。
相手が私の話を聞いてくれない。分かってくれないと感じた時…
多分今始まったことではないと思いますし
ご本人も無自覚です。
周りは気がついていて今までに何度も教えてくれている人もいたかも知れません。
(かつての私のように…)
でも、ご自身が「自分は嘘を言っていない。」が前提なので
自分で気がつくことが困難です。
相手が私の話を聞いてくれない。
私のことを分かってくれない。
そう感じた時
多分、何度も繰り返される同じやり取りが過去に起きているはずです。
関係性が末期状態で今はもう相手が話をしてくれなくなったとしても
過去に繰り返されてきたやり取りがあるはずです。
そこに沢山ヒントが詰まっています。
私は悪くない。
どうしていつもこうなるの?
と思ったら…
まずその「私は悪くない。」というところから始めたらいい。
その前後に何があったか。
何の言葉に強く反応した自分がいて
そこからどんなふうに相手が話したのか
自分の中でどう記憶したのか?
事実は一旦横に置いて
あなたの真実から見ていけばいい。
事実と真実は別だからね。
そしてそれは誰もがですからね。
ケアを継続して受けることで今までとは違う景色が見えてくることがあります。
同じ言葉を相手から言われても
過去の自分なら別の受け取り方をしていたのに
今の自分は真逆の受け取り方ができるようになっている。
それによって夫婦の会話が変わってくる。
会話していてもしていなくてもその場の空気の軽さは変わらない。
ケアを受けることは自分も相手も楽になっていくことでもあると私は思っています。
本日の音声配信 stand,fm
カウンセリングにクライエントさんが来られる時の目的は
それぞれだけど
カウンセラーは常にクライエントさんの「今」に注目し
心と思考の一致を大事にしております。
参考になれば幸いです。
本日もかなり脱線しながらの収録となりました。
必要な方に届きますように…
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