2 夫婦カウンセリングでよくある妻からの無視💦

親子の歪みが夫婦・人間関係に影響を与える。

生き延びる為とはいえ相手の機嫌に責任を持ち続けることは過酷なことです。

前回 夫婦カウンセリングでよくある妻からの無視💦
では途中こんなことを書きました。


『母親を投影して
ここに自分がいても良いという許可を求めて
顔色を見たり機転をきかせたりして
一生懸命動く。

自分の身の安全の確保のために。
だけどそれはとても疲れます。
自分の人生の(生活の)全ての時間を誰かの為に
誰かの機嫌を損ねないように、もし損ねたら責任を取るために消費していますから
自分がしたいことや言いたいことや意見や考えなんて、いつしかどこかへ捨て置いてきます。

相手を怒らせないように。
相手の機嫌がいい🟰自分の身の安全は保障されますから。

これは生き延びる為とはいえ、とても過酷なことです。


本当にこれは過酷なことです。
だから「見捨てられ不安」が根付きます。
だって考えてみてくださいよ。
あの年齢で社会に放り出されたら、まだ自力では生きていけない年齢です。
それを分かってやられているんですから
子供の立場であれば生きるか死ぬかの世界です。

そしてまたその親も恐らく似たような経験がある可能性があります。
だからと言ってやっていい訳ではないのだけれど…
その時点で相当の怒りを内側で溜め込んでいて
どこでどうやって処理したらいいのか分からない。

あの時代は今のようにケアを受けるなんて考えられない時代でしたからね。
あったとしても
例えばお寺の檀家さんであれば住職や住職の奥様なんかに
聞いてもらえたというところもあったかもしれませんが…

人間関係がうまくいかないパターンの一つとして…

幾つもの受けていない育みがある。

前回のブログで「夫婦で良くある妻からの無視」
の段落で書きましたが…

生き延びるために自分の感情や時間や考えを全て捨て置いて
誰かのために(母親の機嫌の為に)必死で費やしてきたそれまでの人生によって
本来受けるはずだった育みからは、かなり遠いところにあり
色んなものを犠牲にしてきたようなもの。

だから人との関わりや交わりの中で
言葉を交わすとき、どこかで毒付いてしまったり
相手に対してちょっとした不快感を与えたり
言葉にしないけれど、その言葉の中に
「私の方があなたより上だ」というメッセージを潜らせたり

そうやって人間関係に歪みを生ませてしまう。
そういうパターンを持ってしまい、自分では無自覚。
仮に気がついたとしても、だったらどんな言葉を発すれば良いか分からない。

もし、その自分の人間関係のパータンに頭で気がついたとしても
だったら、こういう言葉が言えるようになればいいんだと分かったとしても
今度はその言葉を出すことがものすごく困難だと感じる。
気持ち悪くて言いえない…

なぜ、他の人たちは
言えるんだろう…
できるんだろう…
私ってダメだな…

そうやってまた自分を痛めつけて怒りを向けて…
負の連鎖が起きます。

なぜ自分ばっかり!って思っちゃいますよね。

いつも誰かの為に自分の時間を犠牲にして費やしてきたんです。
だから、誰と居てもそうやって生きる方法しか分からなくなっちゃいましたよね。

そしてその方法は一定の人には有効に働くのに
何故かその方法が有効に働かない人も居たりして混乱したことはなかったですか?

世の中には、通用しない人もいるんだと知った時は少しばかりのショックを受けませんでしたか?

驚いたかもしれませんね。

今までこの方法で生き延びてきたんです。
それが通用しないということは、この先不安を感じるってもんです。

それが、結婚したパートナーだったり自分の子供だったりしたら
なお慌てますね。

だって自分にとって一番身近に居て欲しい存在であり
良好な関係でいたい相手ですから。

でも、笑顔で言葉を交わしたり
何気ない時間を共に過ごす過ごし方は
生い立ちの中で実は見てきていないかもしれませんね。

その時間に憧れて、そうなりたいと願っても
そのプロセスは誰も教えてくれなかったですからね。

そしてその想いだけが大きく雪だるま式に膨らむばかりで
ドンドンそこから遠ざかっていってしまうもんだから…

沢山考える。

そして

「こうしたら、こうなるはずだ!」
(だって私だったらそうするもん!)
普通とか常識とかね。
自分の生い立ちの中で教え込まれ、叩き込まれた 普通と常識 ですね。

だから
「こうしたら、こうなるはずだ!」
っていう仮説が出来上がる。

でも相手はその仮説通りには反応してはくれない。

自分なら、その反応するのにな。

何故自分と同じ反応しないのでしょう?

そこが見えてくるといいですね。

自分は常に「誰の何になろうとしていたのでしょう。」
そして自分以外の他人は同じように
「誰かの何かになろうとしてきた人達ばかりでしょうか?」

(ここは頭だけで理解するのではなくてね。
心でも理解できたら苦を感じないと思います。)

もっと他にもありそうですね。

でも、それは一人一人違うので。

あなたばかりが一人で背負ってきた何かがあるんです。
でも、それは誰にでも歓迎される荷物ではないんですね。

けれども、それで生き延びてきた。

それも本当の事です。

そしてそれは、あなたにとって、とっても大切なこと。

私はそんな風に思うんです。


カウンセリングを受けようと行動を起こすには
それ相当の勇気が必要だと思います。
その勇気、私は歓迎いたします。(^^)

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