親であっても子供に対して(婿、嫁)やって良いことと悪いことがあります。
(性的嫌がらせは犯罪です。)
そして、たとえ夫婦であっても不同意のセックスも犯罪です。
(言うまでもありませんが実の親子での性虐。赦す道理がありません。)
独りで抱え込まずに専門機関を頼って下さい。
親であっても、やって良いことと悪いことがある。
前回のblogのリンク
「音声配信stand,fm」でお話した内容と今日はリンクします。
#440 カウンセリング:傷ついた直後は言葉にするのは難しい。
心が傷ついたとき直ぐには言葉に出来ない。
言葉に出来る準備が整っていないのに「言え言え」と詰め寄られても
余計に心を閉じてしまう。
例えば学校から帰宅した子供がいつもと様子が違って
お母さんにくっついて来たり
いつもより甘えてきたりということがある時…
甘えることで心をお落ち着かせようとしているのかもしれない。
言うタイミングを待っているのかもしれない。
そんな話を後半でしましたね。
子供の対応についてはこの回の音声配信でしましたので今回は夫婦について。
夫婦の場合は大人になってしまっているので、ややこしいかもしれません。
私は今NHKの朝ドラ「ばけばけ」を見ているのですが
ご覧になっていない方もおられると思うので少し説明しながら…
主人公の「トキ」さんは婿殿をもらいました。
名は「銀次郎」さん
舅からの厳しい言葉や武士としての
(もう武士の時代はとっくに終わっていたのですが…)
修行にも耐え、一生かけても返しきれないであろう謝金がある話も
結婚前に聞いていなかったのに
何とか自分が働いて返そうと頑張っていましたが
ある時、舅からの心無い言葉によって
プツンと糸が切れて出て行ってしまいました。
銀次郎さんはトキさんが嫌いになったのではありません。
出て行く前日、トキさんに
「ここを出てどこか誰も知らない所で二人で生きませんか?」
という内容の言葉をかけています。
銀次郎さんは
一言も舅から辛いことを言われたりしたことを言わぬままです。
(恐らく私が勝手に思うに
舅からの辛い言葉をトキさんに言うということは
トキさんにとっては大事なおじじ様ですので
「妻を傷つけたくない。」という思いや
男としてのプライドもあったかもしれませんね。知らんけど!)
まぁ、実際こんな風に言わずに堪えるのはとても大変で…
私ならどこかのタイミングで言うと思いますが…
でも、それは内容による。
大人になると言うに言えないまま耐えていることもあります。
一緒にいるからこそ気付かれないように過ごしている人も居る。
耐えきれず話をしてきたときは
もうかなり長い間、耐えてきたのだということ。
聞かされた側もショックかもしれませんが
それ以上に相手は傷ついているということを
頭の中に入れておいてあげて欲しいなと思います。
それを話すのにどれだけの勇気が必要であったかということも含めて…
ここで一つ具体例を。
例えばセクハラ。
性的なこと。
なかなかパートナーに言い辛いと思います。
自分さえ我慢していれば誰も傷つかずに済むとかね。
思うかもです。
そしてやっと言うことが出来たときには破綻覚悟です。
セクハラをした側
性的嫌がらせをした側に問題がある。
けれど、被害を受けた妻側は悪くないのに言えない。
そういうカラクリがあったりしますからね…
いくら親といえども
やっても良いことと悪いことがあります。
そしてそれは犯罪ですから。
ここで犯罪という言葉が出たのでもう一つ。
たとえ夫婦であっても不同意なセックスも犯罪ですから。
親だからといって赦されないこともあるのです。
「やっている側」は今自分がやっていることがどういうことなのか
知っていただきたいと思います。
そして被害を受けている方は
専門機関に向かう第一歩になればいいなと思っております。
パートナーに言う勇気が持てないのはあなたのせいではありませんからね。
本日の音声配信 stand,fm
カウンセリングにクライエントさんが来られる時の目的は
それぞれだけど
カウンセラーは常にクライエントさんの「今」に注目し
心と思考の一致を大事にしております。
参考になれば幸いです。

  
  
  
  
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