夫婦関係の背後に自分の親との親子関係に問題はないか？
私は親子関係を中心にカウンセリングをしてきているのですが
でも実際は夫婦関係のカウンセリングが多く
そのカウンセリングの経験から思うのは
夫婦関係の問題で見えているものはダミーだな〜って思うんです。
お互いが相手に対して問題だと思っていることはダミーってことです。
それが本丸ではない。
なのでSNSでも時々呟きます。
そしてそこに少し触れたのがこのブログです。
＃247 人間関係.本当にその子は悪いのか？
パートナーに対して向けるその怒りも実はその見えているものはダミーで
その背後に隠れている誰かがいて
その隠れている人に向けているものってことが多い。
まぁ、そこはご本人が何度かカウンセリングを受けてないと
すぐには気付かれない事が多いんですけどね。
（最低3回は受けてみてねとお伝えしております。）
一時的に満たされてもすぐにまた不安が襲ってくる。
昨日もね、ちょっとブログで触れたんですけど…
本当の自分の気持ちに気がつけることで、
『今求めているものはそれを穴埋めする一時的なものだった。』
ということが見えてくる。
穴埋めなので一時的に埋まってもすぐに抜け落ちてしまう。
そんな事が感覚として見えてくる。
仮にその求めていたものを得られたとしても
数日は満たされたとしても
またしばらくすると不安に襲われる。
それはなぜでしょう？って話です。
セックスレスにもこれは言えるのではないかと…
浮気
至極当たり前だと思うんですが…
体調も違うし日によっては疲れ果てていたら（セックスレスの１、２、３、でも書いてますけどね。）
そりゃ辛いわな。
仮に、そんな時期に浮気されたという過去があったら、その怒りはなかなか流せるものではないですし
自分を大切にされなかった。
尊重されなかった。
愛されなかった。
そういう怒りは無くなるものではないです。
（↑のように感じているパートナーにも何か問題があったとしても。）
だけど、その過去のことをいつまでも持ち続けている自分にも本人は腹が立っているし
そういうふうに相手も私のことを思ってるんだろうなって思うから余計に自分に腹が立つ。
「やらかしたのはお前やぞ！」って。
その加害者とずっと暮らしていくんです。
世間では良妻賢母的な過去を水に流している奥さん見ると自分に対して又情けなくなるんです。
この苦しみは一生かけて償わねばならんことです。
大袈裟でしょうか？
当事者にしたら当たり前のことです。
（過去にドラマで見たのですが、
もちろん浮気をした男性皆がこんなこと思っていないと思いますが
「浮気は立ちしょんべんと同じだ。」
っていうセリフがありました。
どっちにしろ両者に対して失礼な話ですよね。）
それが嫌なら離婚してしっかり慰謝料と養育費を逃げずに払い続けることです。
これ、夫であっても妻であっても同じですよ。
そして、なぜ相手を尊重もできず大切にもできず
浮気したら相手を傷付けることはわかり切っているのに我慢できなかったのか？
そこを感じたことはあっただろうか？
『セックスに応じてくれないからだ。』
これは本当の理由ではないですよ？
（そしてセックスに限らず
相手が自分を無視するとか言うことを聞いてくれないとか
そういう相手への不満が募って夫婦関係が上手くいっていない時も
お互い抱えている問題があってのことだったりします。）
理由は一人一人違うので、例えば…の話として。
物理的体の距離と心の距離。
物理的体の距離はわかりやすいですもんね。
離れてるな、ということ。
だけど、四六時中くっついてるわけにいかないですからね〜
そして特別な関係だからこそお互いくっつけるんですからね。
だけど、もしそれだけの関係性だったらどうでしょうか？
満足できるんでしょうか？
私たちは恐らくですが体だけの関係性に満足なんかできないのではないかと思っています。
体だけって性欲処理だけの関係にすぎず
性欲を満たすだけのためだったとしたら
そこに心の距離ってどれくらいなんでしょう？
それは愛し合ってると言えるんでしょうか？
（そこに愛は求めてない。
体だけの快楽を目的としていてそれがお互い一致していれば
問題ないんですけどね。
あ、問題ないわけじゃないです。
家庭を持っていればね…問題あります。）
本来私たちは愛し愛される関係を求めていると思います。
そして手と手を取り合える関係ですね。
心の距離が離れるとそれを埋めるように不安を感じたくなくて
体を求めるのではないかと思います。
もし、心の距離が近ければ近いほど
もしかしたら体の関係にはそれほど大きく拘らずに
満たされた状態でいられると思うんです。
だからと言って年を重ねていけばそういう関係性が理想だとか
そういう話ではないんです。
お互い性欲があって一致していれば何歳であろうと関係ないですしね。
あ、勿論ね青年期は性欲マックスなので
お互い好き同士であればセックスしたいと思うのは自然なことだと思います。
ただ、「セックスを愛があるから求めるんだ。」という思い込みが強い場合。
この思い込みの裏にあるものはなんでしょう？
そういうものをカウンセリングで一つ一つ解いていく。
それが相手から得られないと
落ち着かない。
不安になる。
孤独を感じる。
もっと色々ありそうですよね。
それが出てきたら次の段階へ…
そうやって進めていくことで
自分が本当に欲していたものや
その欲していたものはいつから自分には無いと感じていたのか？
少しずつ深めていくことで
パートナーへ感じていた問題の本丸がわかってきて
関係性に変化が起きてくることが期待できます。
これがたいてい自分の親との関係性に問題があって
カウンセリングを進めていくと、それが浮上する。
そういうことが多いです。（多い…ってだけですからね。）
ここに書いたものは、ほんの一例ですし
一人一人違って当たり前なので
そこだけは誤解なきようにと思いますが
ただ言えることは
表に出て見えている問題はダミーってことが多いのは確かだなと思います。
親子関係でもそうですが子供が巣立っていく時
体の物理的距離が大きくなったりしますね。
家を出て子供が一人で生活を始める。
やがて結婚するかもしれないし、しないかもしれないけれど
その時、少なくとも親は不安を感じるものです。
心配もしますね。
その時にどれだけの心の距離が子供と親とがあるかで
親のあり方は違ってくるのではないかと私は思います。
心の距離は目に見えないからね。
でもその距離を自分がどう、この先していくか。
それは自分でできること、あると思いますよ。
ダミーをダミーだと、まずは認識するところから始めてみませんか？
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カウンセリングを受けようと行動を起こすには それ相当の勇気が必要だと思います。 その勇気、私は歓迎いたします。(^^) Facebookではプライベートも呟いております。 藤田侑杏恵Facebook |
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