認知症の義母

離れているからできるのかもしれませんが…

昨日のブログで義母は認知症だと書いたのですが
その義母のことで感じたことがあります。
今日はそこを書きたいと思います。

今、どの時代にいるのかしら?

夫と訪ねたあの日は私たちのことは覚えていました。
でもお正月に行った時は娘のことを覚えていませんでした。

夫が「誰かわかるか?」って聞いたら「分かるよ!」
って返すと
「この前は分かってへんだやないか」
そういう夫と義母のやりとりがありました。

通帳を出して夫と義理兄が収支の話していると
義母:「どうして通帳出してるのよ。」

夫:「ちゃんとお金の流れを見てるんやないか。」

その時、私が夫に『優しくね〜』と伝えてから
私:「ちょっと確認してるねん。」
義母:「あら、そう😊」

そして数分後に
義母:「どうして通帳出してるのよ。」
今度は夫が
「確認してるねん。」
義母:「ふ〜ん😊」

義母の中で、その瞬間どの日を、どの時間を生きているのかを
私は感じながらおりました。

夫は実の母だから情報を正しく伝えたくなる。
だけどその必要はないんやなと帰りの車の中で話していました。

繰り返されるやりとり

義母:「この前、いつだったか〇〇ちゃん(娘の名前)一人で来てくれたのよ。」
かなり前ですね。
数年前かしら。
あ、今そこなのねと思い
私:「うんうん、おばーちゃんの顔見に行ってくるわ言うて行ってたな。」
義母:「そうでしょう?元気してるの?二人とも」(息子の名前もこの日は覚えていました。)
私:「うんうん、頑張ってるで!」
義母:「そう!」(とても嬉しそうでした)

洗濯物を畳みながら
義母:「今日はお天気が悪かったからね。。。」
(お天気良かったで)
私:「せやな〜最近乾き悪いよなぁ〜」
義母:「うん、そうなんよ、、、あれ?これ何だったかな」
私:「これステテコやで」
義母:「あ〜そうだった!」

そう言って義父のところへ持って行く。
しかし
叱られる。

でも義母は認知症になる前から
何でもそうやって自分のせいにされたりして怒られても
膝をチュン!と曲げて少女のように踵を返して
別の部屋に行ってテレビを見て笑っていました。

今もそうです。

そこで私は若い頃は黙っていられず
「何でもそうやっておばーちゃんのせいにしなや。
『お茶!』言うて出てくる時代はとっくに終わってるで!」

嫌な嫁ですよね〜笑

義理兄も滅多に怒らないけれど最近の義父の義母への態度に感情的になって怒ったと言うてました。

あの静かな義理兄が自分で「感情的になってしもて…」と言うんですから
余程だったんだろうと思います。


私は義母と話していると気持ちが軽くなります。
(一緒に暮らしていないからこんなこと言えるんだと思います。)
今どこ見てるの?
あ〜そこね!
はいはい!そんなことありましたね〜

義母は今その時代にいる
私は振り返りながらワープする感覚で義母のいる時代にお邪魔する。

そのやり取りをいつまでもしていたくなる。

とても可愛らしくチャーミングで
そうやって生き延びてきた義母を心から尊敬する。


まだまだ、これから色々起きると思います。

義理兄と夫と私で連携して
私と夫で義理兄を支えていきながら
乗り越えていきたいなと思う。

親に何かあった時は普段は会話しない兄弟であっても
こうして協力し合える関係って良いなと思います。

基本的に私も持病があって力が必要なことは出来ないけれど
仕事の繋がりから色んな異業種の方に相談に乗ってもらえるご縁がありますので
その辺りのサポートならいくらでも可能かなと。

あと、義母の話し相手とかね。

時々家族と話すんですけど

私も可愛いおばーちゃんになりたいわ!って思うんですよね…
義母みたいな。(^^)v

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